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✧ 詩 ✧  孤独・夢・希望

嵐の中へ  夢



――――嵐の中へ――――



ドアを開けて

雨の中に

風の中に

駆けだして

頬に大粒の雨を受け

この両腕で、強く吹きつける風を抱いて

大気が暴れている姿を

この目で見て

この体で感じて

ずぶ濡れになって

どこまでも

限りなくどこまでも

倒れるまで走っていきたい


嵐よ

教えてほしい

僕が今ここに

確かに生きていることを








――――夢――――



黒く硬い岩稜を歩く時

僕たちは互いの靴音に耳を澄ませて

淡い淡い夢を見ていた


蒼く冷たい岩壁を登る時

僕たちは一本の赤いザイルに体を結びあって

遠い遠い夢を見ていた


君と見ていた夢は

今はもうここにはないけれど

いつかあの空の向こうにあるはずの夢










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