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PROLOGOS
PROLOGOS
私はどこかを泳いでいました。
そこはベッドの上ではなくて、彩り豊かな折り紙をちぎって張り付けたような、そんな目がちかちかしてしまいそうな場所でした。
ここはどこ?
そんな私の問いに答える人がいました。
ここは終わってしまった世界。そして、全ての始まる場所。
彼は私にそう言いました。
君はこのまま消えてしまうだろう。でも、それでは君の願いが叶わない。
私は彼の言葉に頷きます。
では、君を新しい世界へといざなおう。
仮初の世界へと。
私はためらいます。
けれども、思い出して、彼の提案を受けることにしました。
新しい世界へと送り出す時に彼は私へと願いを託しました。
私の目を覚ましてほしい。決して目覚めようとしない私の目を。
そして、私は消えました。




