表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
志望業種は――魔法少女で!  作者: 竹内緋色
第二傷 魔弾の射手
39/90

第13歌 魔法少女倶楽部 part3

第13歌 魔法少女倶楽部 part3



「さて!我が同胞たちよ!とうとう宴の時が来た!」

 暗い部屋で息を潜めていた男たちは各々に叫び声をあげる。

「まあ、沈まれ。ここで己を開放してしまえばクズな作者の二の前ではなかろうか!」

 密かに嘲笑う声がこだました。

「解説も何もいらないという読者のための総集編だ。さて、どこから始めようか」

 男はスクリーンに映像を映す。

「まず、第1歌から第12歌までを振り返ってみよう。要約すると、心に傷を負ったキャラクターたちがそれぞれの道を歩むというものだ。そしてフキは過去へと飛んだ」

「あの、質問があるんだけど」

「なんだね」

「第12歌でフキの服がなくなったじゃないですか。あれは矛盾しないんですか」

「ああ。矛盾しない。なぜなら、ここに10年間瓶詰にされていた衣服があるからだ」

 おおお、と驚愕の声が上がる。

「先刻、とある少女から寄贈していただいたものだ。10年来丁寧に保存していたことがうかがえる一品。さて。何円で買い取る?」


『って、何してくれてるんですか!』


「では、新しいキャラクターである魔女について解説していこう。つい最近までその存在は不明とされてきたが、とうとう我々に明示された。魔女とは心の花の一部を残された魔法少女の残骸だったのだ!」

 そこで、ひとりの少女の姿が映し出される。

「彼女はコルト・パイソン。これは第一唱にて消失した魔法少女だ。詳細はスピンオフか外伝を参照のこと。我々はもっと特殊な観点から観察していかなければならない」

 次に写されたのはコルトの背面であった。

「見ての通り、背中が防御力ゼロではないか!」

「オオ!穢れ一つない肌!」


『テメェら今すぐぶっ飛ばすぞ』


「次に、新たに確認された――」

「何か楽しそうなことをしているね。ぱf……私も混ぜてくれないかな?」

 開け放たれた扉から現れたのは白い衣に身を包んだ少女だった。

「君は一体……」

「ここはフラグだから、伏せておいて欲しいかな。それより、私たちに協力して欲しいんだ」

 男たちは一歩後じさる。

「お願い。おにいたまたち」

 少女のウインクは男たちの心を簡単に射抜いた。

「是非とも協力させてください!」

 男たちは一斉に少女に向けて土下座をする。男たちはちらと少女のスカートの中を見ていたが、少女は気にもしていなかった。

「さて。次なる幕までしばし、愚者の舞をご覧あれ……」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ