「本当に大丈夫だろうか・・・」 by黒田健太
そして月日はどんどん過ぎてゆきついに夏の大会の日になった。
先輩たちは緊張しているからか口数が少ない。
一回戦の相手は栄山工業高校。
野球部に力は入れておらず強豪高というわけではないらしい。
そうはいってもうちはそれ以下の可能性もあるが・・・
徳永が言っていたのだから情報元は不明だが・・・
俺は不安だった。
なぜなら・・・高校になって初試合だからだ。
なぜ練習試合をしなかったかって?
「弱すぎてどこも相手してくれなかった」というのが20%
「遠征がめんどくさかった」というのが80%
全くやる気のない連中である。
練習だってすぐ終わるし、土日は練習ないし・・・
本当に大丈夫だろうか・・・
そんな思いとは裏腹に試合は始まっていった。
須堂高校 先攻
1番 センター 黒田
2番 ショート 青木
3番 サード 新田
4番 レフト 岡本
5番 ファースト 鬼塚
6番 ピッチャー 正岡
7番 セカンド 谷
8番 キャッチャー 星野
9番 ライト 矢部
栄山工業高校 後攻
1番 ライト 長村
2番 ショート 古宮
3番 レフト 内田
4番 サード 益田
5番 センター 長谷部
6番 ピッチャー 林福
7番 ファースト 赤石
8番 セカンド 木多
9番 キャッチャー 細井




