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野球やろうぜ!!  作者: tanitani
2話 入部
12/37

「投げれないんだ・・・」 by新田剛

徳永の情報元は不安だが情報は必要なので

俺はさらに聞いてみることにした。


「谷涼太についておしえてくれ」


「谷涼太。須堂東中のレギュラー。選球眼はいいらしいが

 目立った選手じゃなかったからデータは少ない」


選球眼というのはストライクとボールを見分ける能力のことだ。

つまり、選球眼がいい人はフォアボールでの出塁が多くなる。


「さあ。変化球を見せてくれ」


そういえば俺もツヨシの変化球を見たことない。

俺はキャッチャーミットを構えて、座った。


「カーブいくぞ」


ツヨシは俺に声をかけて構えた。

徳永はバックからノートパソコンを取り出してツヨシを見ている。

なんであいつは学校にパソコンなんか持ってきてんだよ・・・


そしてツヨシはゆっくりとモーションをとり、ボールを投げた。


するとただのスローボールが俺のミットの投げ込まれた。


「次はスライダーいくぞ」


再びツヨシはゆっくりとモーションをとり、ボールを投げた。


すると遅めのストレートが数センチ横に変化し俺のミットの投げ込まれた。


徳永はなにかパソコンに打ち込んでいる。


「投げれないんだ・・・」


ツヨシはつぶやいた。


「何度投げてもほとんど変化してくれないんだ・・・」


俺はツヨシがこんなに落ち込んでいるのを初めて見た。

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