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親父が能力に目覚めてから小半時が過ぎました

夕飯


カチャカチャ


モグモグ


親父「・・・」


俺「もぐもぐ」


親父「・・・・・」


俺「もぐ。なんだよ、メシ食わないのか」


親父「・・・息子よ。ちょっと話があるんだ」


俺「え、何」


親父「・・・お父さんな」


俺「うん」


親父「「能力」に目覚めてしまったのかもしれない」





俺「・・・・」


親父「・・・・・」


俺「・・・・・」


親父「・・・」


俺「もぐもぐ・・・」


親父「いやあの、マジで」


俺「・・・・・お前多分俺のマンガ勝手に読んで影響受けたんだろ」


親父「マンガではない!「聖書」あるいは「アーカイブ」と呼べ!」


俺「ああ、そう・・・」


親父「そうだ」


俺「そんで・・・?何の能力に目覚めたんだよ」


親父「それはな!」


俺「おう」


親父「それはな・・・」


俺「・・・・・」


親父「・・・」


俺「いや考えとけよ・・・」


親父「あっ、あのー、お茶とおせんべいを通常の3倍おいしく食べる能力に目覚めたんだよ」


俺「地味に嬉しい能力だけど別に本人以外には糞の役にも立たんな・・・」


親父「あと洗濯物が2倍乾きやすくなる能力にも目覚めた。あの、ハンガーを折って中に空気を入りやすくするあの」


俺「もうそれただの生活の知恵だろ。能力じゃなくて小技だろ」


親父「とにかくお父さんはこの能力で「組織」に立ち向かうんだよ!!」


俺「何の組織だよ、無理だよ。せんべい食ってハンガー折りながら立ち向かうのかよ」


親父「もう3人の仲間も見つかったしな。ちょっと後ろを見てみろ」


俺「またか・・・」


クルリ


男「・・・・・」


外人「Hi」


業者「チャーッス」



俺「いや一人業者が混じってるだろ。だからこいつ何処の業界だよ」


親父「前から順に吉田。ハンクス。業者さんだ」


俺「いや業者は知ってるけども。手広くやってやがんなこいつ」


吉田「よろしく・・・」


外人「よろしくデース」


業者「チャーッス」


俺「帰ってくれねえかな」


親父「早速能力の紹介と行こうか。ん?もう待ちきれないだろ?ん?」


俺「帰ってくれねえかな」


親父「まず吉田だ。彼はつい先日、ある「能力」に目覚めた」


吉田「はい・・・」


俺「イヤならイヤって言って良いんだぞ吉田」


親父「吉田くん。見せてやりなさい」


吉田「はい・・・」


ガサガサ


俺「ポテトチップス取り出して何するんだ。ポテチ3倍うまく食べる能力か?」


親父「いやポテチを2袋一気に食べる能力だ」


俺「ひどく健康に悪い能力だな」


吉田「いきます・・・」


バサッ


俺「無理すんな。吉田無理すんな」


吉田「モガッ!!モガガモグシャムガッ!!」


バリバリバリ


俺「無理すんなって。誰も何の得もしねえから無理すんなって」


吉田「モガムグムチャウェホッ!!ゲホッ!!エホッ!!!」


俺「もういいって。お前の体悪くしてポテチが無駄になるだけだって」


バサッ(2袋目)


吉田「バリムグモガガッ!むぎごがががっ!!ガガッ!いっ!んっ!」


俺「やべっ喉つまらせた。ちょっ誰か救急車呼べ!」



ピーポーピーポー



業者「チャーッス!呼んどきましたー!」


俺「相変わらず手際良いな」



* * *



吉田はタンカで運ばれました


俺「無茶しやがって」


親父「まだ能力を使いこなせてないようだな」


俺「能力じゃねーよ。宴会芸にしてもタチの悪い部類の奴だったよ」


親父「さて次はハンクスですが」


俺「これまだ続けんのかよ」


外人「オー、ヨシダのムネンは私がハラシマース」


俺「いいよ別に」


親父「はい。なんとこのハンクスはな」


俺「うん」


親父「英語が話せます」


俺「・・・・・」


親父「・・・・・」


俺「いや・・・。まあ、そうだろうね」


親父「・・・え?すごくね?もっと驚けよ」


俺「いや外人だろこいつ」


親父「んな訳ないだろ。日本語喋ってるじゃん。日本人だよ」


外人「オー、ココロモチ喉がしなびてキマシタ。ソチャ!ソチャだしてクダサーイ。しばしばソチャをくゆらしタイデース」


俺「むしろちょっと込み入った日本語使おうとしてる所の方が凄いだろ。使い方間違ってるけど」


親父「彼にはウチのパーティの参謀を務めてもらう」


俺「ああ、そう・・・」


親父「で、最後にこの業者さんだ」


業者「チャーッス」


俺「お前いくら貰ったの?いくらでこんな事してんの?なあ」


親父「残念ながら彼はまだ能力には目覚めていないが、これからの成長を見越して我がパーティに入れる事にした」


俺「ていうか雇ったんだろ」


親父「ちなみに外人と吉田の住所を調べてコンタクトを取り、今日ここに集めたのはこの業者さんだ」


業者「チャーッス」


俺「もうこいつリーダーやれよ。一番有能だろ」


親父「そういう訳で!!今からこの4人パーティで「組織」に殴り込みをかけに行く!」


俺「吉田は病院だろ」


親父「業者さん!「組織」のアジトの場所は!」


業者「チャーッス!調べときました、最短のルートも割り出しときましたー」


親父「よし!運んでくれ!行くぞ!外人!」


外人「ヤー!ヒアウィゴー!」


俺「外人つってんじゃん。やっぱ気付いてたんじゃん」


業者「チャーッス!!じゃあちょっと失礼しますー!」


メコッ!


俺「親父ごと壁抜いてるこの光景ももう慣れたな」


親父「ではお父さんは行ってくる!奴らを成敗しにな!」


外人「ヤー!ジャパニーズサムラーイ!クロフネシュウラーイ!」


業者「じゃあこれで失礼しやすー!ありがとやんしたー!」


ブロロロロロ・・・・←トラック



俺「マンガ読もう」




チョコボール2箱なら一気にいけそうな気がする

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