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12/22

親父が老人に崇められてるから外人と助けにいった先で業者がひき逃げしたりするけど長いから別に読み飛ばしても構わない回

休日


俺「ズズ・・・茶がうまい」


TV<イイットモイイットモ♪テレレッテンテレレレ♪


俺「ズズズ・・・・」


・親父はジジババに誘拐されて以来帰ってきてません。


俺「ズズ・・・」


俺「・・・」


TV<ソレデハオトモダチショウカイシテクダサ・・・エェー! 


俺「毎回毎回ワザとらしいなあ」


俺「ズズ・・・」


俺「あ、ジャンプ買って来たんだ。読も」


ペラ・・・


俺「・・・・・」


ペラ・・・


俺「・・・・・」


ピンポーーーン!ピンポーーーーン!!


俺「ん・・・?」


ドンドンドン!!


「タノモー!!タノモー!!」


俺「誰だよ・・・」


ガチャリ


外人「タノモーーーゥ!!!」


俺「うお・・・。お前は確か、えーっと。外人?」


外人「ハンクス!ハンクスデスヨー!パピィの友達の!」


俺「なんだよ。何か用?」


外人「ナンカ用じゃネエヨ!!オマエ何くつろいでんダヨ!!」


俺「えっ?」


外人「オメーの父ちゃんサラワレタでしょうが!ジャパニーズゴールデン玉袋共ニ!」


俺「玉袋とか言うんじゃねーよ。何だそれはシワシワだからか。老害って言え老害って」


外人「ソレモどうナンダヨ!!」


俺「それより何なの。帰ってくんない。あと土足で上がらないでくれない、ここ日本」


外人「ソンナンシルカ!欧米ではヒトンチ足跡まみれにして帰るのが流儀デース!!」


俺「お前てきとうな事言うなよ」


外人「そんなイエローモンキー共のキナクセー文化はどうでもイイカラ!パピィのキューシュツに向かいマスヨ!!」


俺「お前の発言色んな所に敵作るからちょっと黙ってくんない」


外人「ツイテきなボーイ!!マフユのハイウェイをトバスゼヒーッハーッ!!」


俺「何そのテンションめんどい・・・」



* * *


山奥 名も無い村


俺「結局来ちまったよ」


外人「ナンデスカー。セマっちくてキタネー所デスねー。イエローモンキー共の器の小ささがウカガエマース」


俺「アンタそんなムカつくキャラだったんだ」


外人「ハッ!テラですよボーイ!寺!!ジャパニーズテッラー!ワタシ大コーフンデース!!」


俺「そういえば爺さん達が親父を寺に置いて崇めるだの何だの言ってたな」


外人「ナールホド!!アソコにパピィがイルンデースネ!!シャラップ!!シズカニ!!コッカラはシズカニネ!」


俺「お前が一番うるさいんだけど」


コソコソ


外人「ボーイ!ココカラ中をノゾケマスヨ!チョット様子を見てミマショー」


俺「どれどれ」



ー寺の中


ハンニャーホンニャーハンニャーホンニャー


爺「ありがてぇ!ありがてぇ!」


親父「やめてぇぇ!お供え物そなえないでぇぇ!!」


婆「ありがてぇ!ありがてぇ!」


親父「やめてぇぇ!手を合わせて拝まないでぇぇ!!」


ハンニャーホンニャーハンニャーホンニャー



ー外


外人「oh・・・」


俺「・・・何と言ったら言いのか」


外人「スゴイ勢いでアガメラレてマースね」


俺「そうだな・・・」


外人「アノママデハ!パピィがご神体ニ!!ゴシンタイにナッテシマウ!早くタスケないと!」


俺「別に良いんじゃないかなぁ・・・」


外人「イソギますよボーイ!」


俺「あ、はい」



* * *


爺達「ありがてぇ!ありがてぇ!」


親父「くっ!!」


婆達「ありがてぇ!ありがてぇ!」


親父「ううっ!」


親父(このままでは、このままでは自分が神か何かになった気分になってしまう・・・!)


爺達「ありがてぇ!ありがてぇ!」


親父(そうなったら・・・!そうなったらなにかとても痛々しい人になる!!)


婆達「ありがてぇ!ありがてぇ!」


親父「クソーーッ!!誰か!!誰か助けてくれーッ!!」




「   ソ コ マ デ だ !!  」




爺婆「誰じゃ!」


親父「お、お前は・・・!!」


外人「タスケにキマシタヨ!!パピィ!!」


親父「外人!!」


俺「名前で呼んでやれよ」


親父「あっ、あと息子」


俺「感動薄いなオイ」


親父「お前来ると思ってなくて」


俺「俺も行こうとは思ってなかったよ」


外人「サア!!アクギョウはココマデでスよ!!タマキンフェイス共!!」


俺「だからそういう事言うなって。訴えられても俺責任持てないよ」


爺共「カアーッ!カウボーイかぶれが調子づきよって!良かろう!戦中時のあの恨み!今ここで返してくれるわ!!」


婆共「日本人ナメんじゃねぇぞ鬼畜米兵共ォォ!!」


俺「なんか爺さん方のすげえ根強い恨みに火つけちまった。おい外人、これ大丈夫か」


外人「コエエーーー!!ジャパニーズラストサムライコエエエー!!!!」


俺「なんかダメだこいつ!」


元気な老人達「くたばりゃあああクソガキ共ォォォ!!」


俺「やっべー、くっそー家でジャンプ読んでりゃ良かった」


外人「ハッハー!イワユルあれデスね!シメノソバ!シメノソバデスねー!」


俺「それは四面楚歌の事を言っているのか」


親父「大丈夫だ・・・。こんな事もあろうかと・・・さっき呼んでおいた・・・」


俺「あ?」


外人「誰ヲ?」




ブロロロロロ・・・キキーッ!


爺「誰じゃっ!」




「 チ ャ ー ッ ス ! 」






外人&親父&俺「ぎょ・・・業者ッ!!」


業者「すんませっーん前失礼しやーっす」


爺「させるかー!」


ブロロロ・・・・ドンッ


爺「ぎいあー!!!」


婆「ジイさーーん!」


業者「チャーッス。お迎えに上がりましたー」


親父「家まで頼むわ!」


業者「ヘーイ」


ヒョイ、ドスッ  ←親父をトラックの荷台に乗せた


俺「頼りになりすぎるだろコイツ」


外人「ハッハー!ニホンの技術力はセカイイチでーッスねー!」


俺「ちょっと違うと思う」


業者「出発シヤーッス」


ブロロロロロ・・・


ヒャーーギャーー!!ウワーコッチキター!ギャー!ン?バアサン?バアサーーーーンッ!!


ブロロロロロロロロロ・・・・


外人「フハハハサラバだー!ウメボシフェイス共ー!!」


俺「やめろって」



* * *




ブロロロロロロ・・・


俺「あー、何とか村を抜けたな」


親父「あやうく神になりかける所だった・・・」


外人「ハッハー、カンシャしなサーイ。コレガ欧米の経済リョクデース」


俺「いや全然関係ない」




おーーーーーい!



俺「ん?」


外人「ダレかオイカケテきてマースね」


俺「爺共まだ諦めてないのか?業者さん、ちょっとスピード・・」


親父「違うっぽいぞ」


女&女2&女3「おーーーーい!」


俺「あー」


俺「業者さん、やっぱスピード上げてー」


女「ちょっ!待ってよーー!!」


俺「うっせー、元はと言えばお前のせいだろうが」


女「ごめんてー!それはごめんてー!」


外人「ハッハー、まあ良いジャナイデスカー!ジャパニーズヤマトナデシコ!ユルしてあげマッショーよ!」


親父「そうだそうだ許せ許せ」


俺「ダメ人間共が」


キキッ


女「あーーー、やっと止まった。ああーどっこいしょああー!」


俺「コイツ・・・」


女「いやー、おじいちゃん達元気良すぎて、お父さん中々返してくれなくてねーっ!ごめんねー!」


俺「気にするな。だいたい全部お前のせいだけど」


女2「終いには私達も追い出されちゃって、途方に暮れてた所だったんだー」


外人「ハッハー、ソレはサイナンでしたネー」


女「これからはもっと慎重に信者を増やすわ!まずはプロモーションビデオの作成ね!」


女3「動画編集なら任せなさい・・・」


俺「爺さん達なんでこいつら始末しなかったかなー」


親父「まあ終わり良ければ全て良しという事で」


親父&外人&女「はーっはっはっはっは」


俺「・・・・・」



ゴスッ!



親父「痛った!!なに?何なの?」


俺「なんとなく」


親父「ええ・・・」




老人は日本の宝です。


訴訟はマジ勘弁

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