隣席の歌姫~The DIVA of the next seat~
いつからだろう。
秋葉原が電気街でなく、楽器街に変わったのは。
いつからだろう。
中央通りが平日休日問わずに毎日車を通れなくして年中無休で歩行者天国になったのは。
いつからだろう。
中央通りがストリートミュージシャンの聖地と呼ばれるようになったのは。
いつからだろう。
秋葉原の近くに住む幼馴染の三人が仲良くなり始めたのは。
いつからだろう。
幼馴染の女の子が中央通りで歌を歌い始めたのは。
いつからだろう。
幼馴染の女の子が、もうひとりの幼馴染の男の子と付き合い始めたのは。
いつからだろう。
幼馴染の女の子が、いつも隣の席になるという小さな奇跡が生まれたのは。
いつからだろう。
他人の彼女とわかっていながら、幼馴染の女の子に恋をしてしまったのは。
いつからだろう。
いつからだろう……。
♪ ♪
「ここと、ここと、ここなんかでどうだ?」
教室の窓際にケージの席がある。その右隣の机の上いっぱいに広げられた秋葉原周辺の地図。
それに指を指しながら、セイヤは幼馴染のケージに問う。
「あと、ここも忘れてるだろ」
「おっと、それは忘れてたぜ」
お互いに頷き合いながら、計画は進んでいく。
「なぁセイヤ、ライブだけど、いつもの調子だと終わるの予定より遅くなるぞ?」
「あー、そういえばそうだよな。待ち合わせ時間ミスったかなー」
セイヤは頭を抱えて、困った顔をする。
「今日は俺がひとりで見に行くから、終わったらすぐ連絡するよ」
頭にあった手がいつの間にかケージの目の前に差し出されていた。
「さすが友よ!待ち合わせ時間までにとりあえずやることやってくるぜ」
そう言って教室から飛び出したセイヤを尻目に、ケージは短く息を吐いて窓の外を見た。
放課後の校庭の空に薄っすらと怪しげな雲が近付いてるのが見える。
もしかしたら夕立でも来るのかもしれない―――
♪ ♪
「みんなー!今日も来てくれてありがとー!」
秋葉原の中央通りには様々なバンドが演奏をしている。
路上ライブは協会が取り締まっていて、めんどうないざこざは少ない。
ロック、クラシック、J-ポップ、演歌、民謡などなど、多種多様な人たちが演奏するのだが、
「今日も周りのバンドに負けないように歌いますね!」
アカペラで、なおかつマイクを使わないバンドはなかなかない。その中でもソロでそれをやるなんて人間をセイヤもケージもひとりしか知らない。たとえ他にいたとして、ここまで人気のあるやつは彼女だけだと思っている。
「一曲目、歌わせていただきますっ!」
二人の幼馴染の女の子、アマミ。
その歌声はマイクを使わなくても透き通るように耳に入ってくる不思議なもので、ファンは『オーシャンボイス』なんて呼んだりしている。名前も天の海と書いてアマミなため、そこから来ているという説もある。
なぜだか、いつもケージとアマミは隣の席になる。右を向けばアマミが笑っている。そんな笑顔が似合う女の子は、同じ幼馴染の彼女なのだ。ケージにとって二人とも大切な友達だ。
だから、今日その二人のために少しでも役に立とうとケージは決めていた。
そして路上のアマミを取り巻く人だかりの中にいる。
まだ雨は降っていなかったが、すぐにでも降ってきそうな天気だった。
「どうもありがとうございました!」
汗を吸った髪が風でなびく。
盛大な拍手と共に、アマミのライブは予定よりも少し長引いて終わりを迎えた。それと同時にコンクリートに染みがつく。
雨が降ってきた。
なんてタイミングだろう。
ケージは急いで折りたたみの傘を差して、もう一方でセイヤの携帯に電話を掛けていた。足はアマミの方へと向ける。
なかなかコールに出ないセイヤの携帯に苛立ちを覚え始めた頃、ようやく電話に出た。
「あ、もしもし?セイヤ、ライブ終わったぞ」
あれ?おかしい、すぐに返答がない。
「もしもし」
なんだ?
聞いたことのない声が聞こえてきた。セイヤの声とは全く違う、もっと年配の人の声だ。
セイヤの奴、携帯でも落としたのかなんて思っていると、ケージにとって信じられない返答が帰ってきた。
「君はこの携帯の子の友達かい?ついさっきこの子は車に撥ねられてしまってね。今救急車の中なんだよ」
傘に当たる雨が強くなった気がした。
「な、なんて言ったんですか…?」
その後の声はよく聞こえなかったし、よく覚えてない。
ケージはアマミのもとへ静かに歩み寄り、ゆっくりと真実を伝えた。ひとつの言葉を放つたびに顔から血の気が引くのがわかった。
「え…?なに?いつもの冗談なんでしょ?たち悪いよ、そういうの」
ゆっくりと首を横に振る。同時にアマミの顔が滲んで見えてることに気がついた。
アマミは今どんな顔をしてるだろう。
「うそ…そんな、だって、今日は……ねぇ、なんで?ちょっとライブが長引いたからいけないの?ねぇ、なんでよっ!」
相手の顔を見ることができず、ただただ悲痛な叫びだけがケージの脳裏に焼きついた。
アマミが濡れた地面にへたり込んでしまう。
もうなにも言葉が出なかった。
容赦なく打ちつける雨から守ってやることさえできなかった。
♪ ♪
二人いた幼馴染は、気付いたらひとりだけになっていた。
残ったもうひとりの幼馴染は笑わなくなり、歌わなくなった。
正確に言えば、歌えなくなっていた。
自分がライブを長引かせて、待ち合わせに遅れたから起きた事故だと思っているようだ。
ひとりの幼馴染の命日は、ひとりの幼馴染の誕生日だった。
「なぁ、アマミ」
セイヤとの最後の別れをすませた後、ケージはセイヤの部屋から取って来た紙切れをアマミに渡した。もちろん親には許可を取ってある。
「これ、セイヤからお前宛の誕生日プレゼントなんだよ」
紙切れには、一言『高架下のガードレール』と書かれているだけだった。
「うん…。これが?」
「そう。えっと、ひとりじゃ辛いなら俺も一緒に行くから、行ってみないか?」
笑わないアマミを見ているのが辛かった。
いつもと同じ隣の席に座っているのに、ものすごく悲しそうな顔をして授業を受けている彼女の姿を見ていられなかった。
だから、あの時渡せなかったセイヤの誕生日プレゼントをアマミに渡してあげようとケージは思った。
そのプレゼントは一筋縄には手に入らないようにできている。
こういうヒントが秋葉原の各所に散りばめられていて、辿ることでようやくプレゼントを見つけられるという仕様になっているのだ。
相談に乗っていただけあって、ケージは全部の隠し場所を知っているのだが、アマミにはひとつひとつを辿っていってほしいと思った。それに意味があるんだと、そう感じたから。
そうだろセイヤ?
俺たちのプレゼントを渡していいんだよな?
そっと静かに心の奥で呟く。答えてくれる人がもういないとわかっているから。
♪ ♪
中央線の高架下のガードレールには、たしかに油性マジックで『アマミ、本屋の壁』と書かれていた。
油性ペンで書いたら器物損壊なんじゃないかと不安になりつつ、最初のヒントを見つけられてケージは安心していた。
そういえばどうやってメッセージを残すかは聞いてなかったと思い返す。
こういうストレートな感じがセイヤっぽいって言えばセイヤっぽいんだけど。
「ここね、初めて私がライブした場所だよ」
油性マジックの文字を指でなぞりながら、アマミが呟いた。
アマミは小さな頃から歌うことが大好きで、学校の帰り道によく歌を歌っていたのを覚えている。
「観客はセイヤとケージの二人だけ」
幼馴染二人はアマミの最初のファンになった。
「ここって、高架下で影になってるから人気ないんだよね」
だから新人にとってはやりやすい場所とも言える。昔は大きな横断歩道があって、今でも信号は残ってるのだが、歩行者天国になってからは意味を成してない。
そんな場所も、雨の日は人気だったりするから不思議なものだ。
高架下にはケージたちのほかに、警備員に問い詰められているギタリストがひとりいた。
「次は本屋だってよ」
「うん…」
スタートラインに立って、アマミは何を思ったんだろう。
その哀愁漂う後姿を見て、ケージを小さく息を吐いた。
♪ ♪
中央通りにある大きな本屋は主に楽譜を売っている。
楽譜も電子楽譜というものが発達してから、紙のものはだいぶ減った。
そんな中で昔ながらの紙の楽譜を売っているのがここのお店の特徴だ。
「たしか、セイヤとケージに選んでもらったんだよね」
そんなこともあったな。
「コピーで歌うならどれがいい?って質問で、セイヤとケージがケンカしてた気がする」
一瞬、アマミの顔がほころんだように見えたが、気のせいだったのかもしれない。
「どっちの曲にしたんだっけ?」
「セイヤの曲だよ」
「あぁ、そっか…」
「普段大人しいケージが、すっごいセイヤと言い合いしてたよね」
あの時ケージとセイヤはそれぞれ別々の曲を選択したのだが、所持金の都合上ひとつしか買えないということになって散々に言い合った結果、ケージが折れたのだ。
「なんで…ケージはあんなに熱くなってくれたの?」
「ははっ、なんでだろうな」
「なんで…ケージはあの時あきらめたの?」
「なんでだろうな」
あの時はまだアマミとセイヤは付き合っていなかった。
でも、ケージはうすうす気付いていたのだろう。親友の恋心に。
♪ ♪
ここは昔、電化製品の部品やジャンク品を売っている小さなお店がたくさんあった通りだ。
今では小さな中古楽器店や、楽器修理専門の店が多くある。
アマミはアカペラで歌を歌うけれど、作曲はギターを使っている。
初めてアマミがギターを買ったお店が、ここの通りにあるわけだ。
「店長……」
「よぅ、アマミちゃんじゃないか」
小汚いくて目立たない中古楽器店に足を踏み入れる。
「セイヤからなんか預かってない?」
「あー、預かってるよ。なんか変な紙っきれだけどな。うっかり捨てちまうとこだったぜ」
出てきた店長と呼ばれたおっさんは懐からぐしゃぐしゃになった紙を取り出した。
「それよりアマミちゃん。いつもの元気が見えないよ?ほら、笑顔笑顔!」
にぱーっと気持ち悪い笑顔を見せてくるが、アマミの表情は変わらなかった。
「店長、あのさ、実はセイヤが……死んだんだ」
アマミの代わりに俺が事実を述べた。
「なっ!?そ、そうか…」
店長は一瞬暗い顔をしたが、すぐに気持ち悪い笑顔を取り戻した。
「おい、そういう時こそ笑顔だろ!悲しい時、辛い時こそ笑うんだ!」
店長は時たまイイことを言う。きっとアマミの顔を見て、自分が笑顔でなければ、この言葉に意味を持たないと思ったんだろう。
ただ、アマミにそれは届かなかったようだ。
「うん…」
それだけでお店を出て行く。
「アマミちゃん!最近ギター持ってこないだろ!見てやるから持って来いよ!」
去り際の店長の言葉にアマミは無反応だった。
覇気を感じない幼馴染の横顔を眺めながら、もうひとりの幼馴染の顔を思い出す。
そういえばセイヤもここでギターを買ってたな、と。
♪ ♪
セイヤの紙には『きっかけのはじまりのばしょ』と書かれていた。
全部ひらがなかよ、小さな声でツッコミを入れる。
このヒントでアマミはたどり着けるのか若干不安だったが、足取りは迷うことなくひとつの方へと歩みだしていた。
「ここだよね」
ケージは肯定する意を込めて小さく頷いた。
初めてライブを見た場所。
中央通りで実力のあるバンドが演奏する場所。
その時は、ポラリスという曲作りに定評のあるバンドが演奏していた。
どこで誰が演奏したかまで覚えているのだが、次の指令の書かれたモノがどこにあるのかわからなかった。
「あの時、私たちってどこから見てたっけ?」
初めてライブを見た時、三人はそのバンドの目の前でライブを見た。見たいから一番前で見ていたわけじゃなく、人の流れに押されて偶然一番前に来てしまったのだ。
「一番前の…この辺かな」
アマミはあのライブを見て「私も歌いたい」と言った。あの時のアマミのキラキラしていた瞳は今でもはっきりとケージの脳裏に焼き付いている。
中央通りの人混みの中、二人は立ち止まる。
綺麗に舗装されたコンクリートに、白い文字で何か書かれていた。
「あの場所」
アマミが一言呟く。たしかにコンクリートにはそう書いてあった。
「あの…場所?」
疑問を込めて一言呟いた。
ケージが相談を受けたのはここまでで、次の場所は全くわからなかった。てっきりここにプレゼントを用意しているものだと思っていたくらいなのだ。
アマミの反応を見るとどうやらわかっているらしく、それにただついていくことにした。
ケージの知らない場所へと。
♪ ♪
「ここって…?」
路地裏にある廃ビルの屋上だった。
夕陽が眩しく、ケージとアマミの体を綺麗な赤に染め上げている。
「ここでセイヤから告白されたの」
そうか。
ここはセイヤとアマミの場所なのだ。
幼馴染三人の場所じゃなくて、恋人二人の場所なのだ。
「あ…」
屋上の隅には、小さなアルミ製の箱が無造作に置かれていた。
「ごーる」
ひらがなで確かにそう書いてあった。
「ここがゴールなんだな。なんか、セイヤもベタなとこに隠すよな。っていうか置いてあるだけか」
アマミは無言で箱を開ける。
「なにが…入ってるんだ?」
プレゼントの中身を知っていながら、俺はアマミに聞いた。
アマミの声でゴールの証を聞きたかったから。
「スコア…。知らない曲…」
知らなくて当然だ。
「あ、手紙も入ってた」
それはセイヤが書いた曲なんだから。
「読んでくれよ」
「う、うん…」
少し躊躇しながらも、手紙を開いてアマミはゆっくりと読んでくれた。
「ここがゴールだ。楽しかったか?見つけられなくて耐えられずに俺にヒント聞き出したりとかしなかったか?っていうかこの手紙は俺の目の前で読んでるんだよな。なんか恥ずかしいぜ、やっぱり」
すごくセイヤっぽい文章だと感じた。
ここに、セイヤではなくてケージがいることが、ケージにとって一番辛いものだった。
「手紙なんて書いたの初めてだな。年賀状だって手で渡してたし、用事あるなら電話したし。正直、何を書いていいのやらわかんねーんだけど、とりあえず思ったままを書いてみるわ」
本題はここからだった。
「俺はお前のことが好きだ。それは俺が死のうが、お前が死のうが絶対に変わらないことだ。じゃあお前はどうだ?俺のことが好きか?俺が死んでも、お前が死んでも絶対に好きか?」
アマミが一息いれる。
「俺はさ、結構するどいから気付いてるんだよ。アマミは俺のことが好きだ」
自信家なセイヤらしい一言だ。
「でも、ケージの方がもっと好きだろ」
は?
虚をつかれ、ケージは頭の中で困惑した。
「お前は優しいし、頭がいいから俺と付き合ってる。でも本当に好きなのはケージだ」
アマミが読みながら唇を噛んだ。
「な…なに言ってるのよ…バカセイヤ……」
何も言えなかった。言葉が出てこなかった。
「け、ケージがお前のことを好きなことも知ってるし、お前もそれに気付いてる。笑っちゃうくらい綺麗で、それなのに歪な三角関係だ。だから、お前は一番安全な答えを出した…」
一番安全な答え?
「ケージは感情を表に出すタイプじゃないから、俺と付き合えば三人の関係は幼馴染のままになる。きっとお前はそこまで考えてたんだろ?それに、放っておいたらいつまでたったってケージはお前に告白しないしな」
俺がチキンだって言いたいのか?
「だから、俺たちは付き合った」
湧き上がる疑問をよそに、涙が一筋、アマミの頬を流れた。
「今、怒ってるよな。この三秒後には俺のほっぺたを引っ叩いてるかもな」
わずかに、手紙を持っている手が震えているように見える。
「この手紙を読んで、答えを聞かせてほしい。俺とこれからも付き合ってくれるのか、それともケージと付き合うのか」
こんな手紙…誕生日のプレゼントと一緒に普通は書かないだろ。
「一緒に入ってるスコア、俺がオリジナルで書いたものだ。ケージと一緒に考えたんだぜ。良かったら、ライブで歌ってくれよな」
少し、沈黙があった。
「ピーエス、俺もケージも不器用でごめんな。これからもよろしく頼むぜ」
アマミが、ケージの方へ振り返る。同時にアマミの髪からシャンプーの香りがしてケージの鼻をくすぐる。
「ケージ、本当にセイヤってバカだよね」
「あぁ」
「ケージはさ、なにかないの?」
なにか?
この手紙について?それともアマミのことを好きってことについて?
放たれた疑問について、どの疑問が正解なのかがまずわからなかった。
「私にプレゼントだよ」
「あ、そっか。忘れてたよ」
ケージは自分のズボンのポケットから慌てて一枚の紙を取り出した。
「また宝探しとか言うなら…怒るよ?」
ハハっと笑いながらそれを渡す。
「誕生日おめでとう」
紙には文字が書かれている。
「なにこれ…詞?」
「あぁ」
「ぷっ………あははははっ」
突然、なんの前触れもなくアマミは笑い出した。
あれから時間は大して経ってないのだけど、アマミの笑顔を久しぶりに見た気がする。
「ケージが詞を書いたわけ?ギャグじゃんー」
「おい、かなり失礼だぞお前」
「もしかしてさ、この詞はセイヤの曲に合わせてあるの?」
「まぁな」
「そっか……ありがと」
涙ぐんだ目が夕陽でキラキラと光った。
「歌ってくれるか?」
「うん、歌うよ」
俺とセイヤからの誕生日プレゼントは、どうやら気に入ってもらえたようだった。
「私、歌うよ!」
もう一度大きな声で言った。
セイヤ、お前はバカだけど、やっぱすげーよ。
もういない幼馴染に感嘆をもらしつつ、この場所もすでに三人の場所になったことをケージは感じた。
♪ ♪
久しぶりのライブは、多くの観客がアマミを取り囲んでいた。
「みんなー、お久しぶりです!今日は二人の幼馴染のために歌います!」
大きな拍手と共に、アマミは少しの間だけ目を閉じて祈るように俯いた。
ケージも同様に少しの間だけ目を閉じて、セイヤを思い出す。
「一曲目は、『隣席の歌姫』です!」
いきなり俺とセイヤの曲かよ。
ただ、嬉しかった。すごく嬉しかった。
歌い始める直前、アマミが何かを伝えるようにケージの目と合う。
何を伝えたかったのかケージには漠然としかわからなかったけど、それでいいと思った。
また、アマミは歌ってくれた。
また、授業中に右を向けばアマミの笑顔がある。
いつだって、となりの席の歌姫は輝いている。
いつだって、幼馴染は三人仲良しだ。
今までも。
そして、これからも…。
♪ END ♪
サークル「Chrolo Fiction」が企画した「音楽都市秋葉原シリーズ」の第一弾です。同じ世界を違う作者が書いて、世界をリンクさせることがテーマとなっています。ぜひ他の作品にも目を通してみてください。もしかしたら他の作品でアマミが歌を歌っているかもしれませんよ。