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3 あなたを好きになってしまったから?


「傷が、治ってる……」

「まあ本当! さすが、若さって素晴らしいですね!」


(若いって……アンリエットだって、ソフィアとそう歳が違わないはずでしょ?)


 散歩から戻った私は、血が滲んでしまっている包帯を新しいものと交換するため、部屋にアンリエットを呼んだ。


「実は、さっき庭園を散歩している時に公爵様にお会いしたの」

「庭園で公爵様に? ……ま、まさかソフィア様、エメラルド庭園まで行かれていたのですか?!」

「エメラルド……よく分からないけど、あなたが案内してくれた場所からずっと真っ直ぐに歩いたわ」

「……も、申し訳ございません! 私がお伝えしていないばかりに……。公爵様からは何も言われませんでしたか?」


 何か言われたと言われれば言われたのだろうが、正直私自身もよく分かっていない。


 この世界に来てからは、分からないことばかりだ。


 私が今まで読んできた小説に登場した、転生を経験した主人公たちはあんなにも聡明に勇敢に動いていたというのに。私はヴィンセントを前にして、ただ涙を流しながら謝罪の言葉を並べることしかできなかった。


 ヒロインの方ならもっと上手くできたのかもしれないけれど……。

 残念ながら、ソフィアは悪女。彼女の心情もささやかな行動も、私はソフィアのことを何も知らない。


「特別なことはなにも。だけど、公爵様が突然私の左手首に触れられたの。その直後、まるで嘘みたいに痛みが消えて……」

「まあ、きっとそれは公爵様の治癒魔法ですね」

「治癒魔法?」


 そういえば、怪我を負ったフィオレッタのことをヴィンセントが癒す。なんて、そんな描写があった気がする。魔法はロマンス小説ではお決まりのようなものだからあんまり印象強くなくてすっかり忘れていた。


「まさか公爵様がソフィア様を……」

「ハハッ、大嫌いな私のことを癒すだなんて意外だっていいたいのね?」

「い、いえ! そういうつもりで言ったわけでは……」

「気にしなくていいわ。私も今、同じことを思っていたところだから」


 私の自嘲気味の言葉にアンリエットは複雑そうな顔をした。

 いつもの彼女ならすぐに笑顔で返事を返してきそうだが、どうやら今日はそんな気分ではないのだろうか。それとも、自虐の言葉は好きではないのか。

 アンリエットは目線を逸らして、気まずそうに口を閉ざしてしまった。


(どちらかといえば、そういう反応の方が困るんだけどなあ)


 ヴィンセント……怒っているように見えたけれど、傷を治してくれるだなんてどういうつもりなのかしら。

 まあ、男主人公は優しいから、嫌いな人間でも痛々しい怪我を負った子を放っておけなかったとか、そういう感じなんだろうけれど。


 誰かに優しくされることはあまり慣れていないせいか、変な気分だ。イケメンに優しくされてキュンキュンしたとか、そういう感じではない。ただ、フワフワとした、初めて感じる不可解な気分に襲われていた。

 



∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴




 私はこの世界の時系列を整理するために、私はアンリエットにいろいろな話を聞いた。


 その中で分かったのは、ソフィアとヴィンセントが結婚してから、まだたったの一ヶ月しか経っていないということだった。


 『きゅるりーん物語』は、あくまでフィオレッタとヴィンセントを中心に描かれていた。だから当然、ソフィアとの出会いや関係性はほとんど触れられていなかった。


「フィオレッタには、あんなにも優しかったくせに……」


 医者によって30分の散歩を義務つけられた私は、今日もまた、美しい公爵家の庭園をぼんやり歩く。

 アンリエットに私が立ち入っては行けない場所を教えてもらったから今度こそは大丈夫。


「なにがヴィンスよ。ぶりっ子しちゃって……フィオレッタなんてもう嫌いだわ。私はソフィアなんだから!」


 フィオレッタがヴィンセントを愛称で呼ぶ姿はなんとも甘くって、見ているだけで本当に幸せな気持ちになれた。

 だけどそれは、私が単なる読者だったから。

 今は違う。私は2人がハッピーエンドを迎えると、必然的にバッドエンドになってしまう悪女ソフィアなのよ。


「もうっ!」


 感情のもやもやをぶつけるように、手に持っていたウサギのぬいぐるみを投げ捨てる。

 このぬいぐるみはソフィアのお気に入りだったらしく、散歩に出かける前にアンリエットに持たされたものだ。


 ウサギのぬいぐるみは、思ったよりもずっと上まで高く上がり、植え込みの向こう側まで飛んでいってしまい、姿が見えなくなった。

 

 しかし、こんなことで気持ちが晴れるわけもなく、ため息が自然ともれた。 


「……なにやってるんだろう、私……」

 

 私からしたらどうだっていい、ただのウサギのぬいぐるみ。

 だけどあの子は、ソフィアは大切にしていたものかもしれない。


 感情的になりすぎた自分に反省をしつつ、ウサギのぬいぐるみが飛んで行った方へ足を進めた。


「うーん、ウサギちゃん、どこへ行ったんだろう」


 地面に膝をついて、キョロキョロと辺りを見回す。

 ツンツンとあたる薔薇の植木がうっとおしく、ドレスは少し汚れてしまっていた。


「探しているのはこれか」


 すると突然、目の前に先程ぶん投げてしまったウサギのぬいぐるみが現れた。


「あ! そうですそうです! これこれ……って、え?」


 差し出されたウサギのぬいぐるみから視線を上にずらす。

 そこには、眉間に深い皺を寄せた険しい表情をしたヴィンセントが立っていた。


 どうしてあなたがここに?


 その傍らには、明らかに動揺しているだろう見知らぬ中年男性が顔を青ざめさせ、冷や汗を浮かべて立っていた。


「そ、それでは公爵様、私はこれで失礼しますッ!」


 男性は慌てて頭を深く下げ、足早に庭園を離れていった。


「えっと、今の方は?」


 思わず問いかける私に、ヴィンセントが冷静に答えた。


「……エスコバル男爵じゃないか」

「ああ、そういえばそうでしたね、忘れていました……エヘヘ」


 誤魔化すように笑ってはみたけれど、彼の目は微塵も緩まなかった。

 ただ「頭でもおかしくなったのか」とでも言いたげな目で私を見つめるばかり。


「ほら」

「……え?」


 ふいに目の前に差し出された手に、私は戸惑いの声を漏らす。


「いつまでそうしているつもりですか」


 呆れたようにそう言ったヴィンセントを、私は見上げる。

 

(あら? あなたって、こんなにも身長が高かったかしら。……いや、私が小さいのね)

 

 そこでようやく、自分が膝をついたまま地面にしゃがみ込んでいたことに気づいた。


「あ、ありがとうございます」


 おずおずと手を取ると、思っていたよりも強い力でぐいっと引き起こされた。ぐらりと身体が揺れて、自然と彼の腕に支えられる形になる。


「まったく……」


 ぼそりと呟いた彼は、私のドレスに付いた葉や土を手早く払う。無造作な仕草なのに、どこか手慣れていて妙に丁寧だった。

 

「どうしてこんなところに?」


 ヴィンセントが目線を落としながら尋ねる。

 

「お医者様から散歩を命じられてしまって、散歩をしていたんです」

「……そうか」


 それ以上、彼は何も問わなかった。

 沈黙が流れるのが居たたまれなくて、私はわざと明るく笑う。

 

「そ、それより! 男爵様は帰られてしまったようですが……」

「ああ。まだ話の途中だったが、俺は妻を放ったらかしにして他の女性にうつつを抜かす悪人だからじゃないか?」


(うそ、まさか聞こえていたの?)

 

「まさか! あなたが悪人だなんて、そんなはずありません。悪人なのは私の方……」

「へえ? よく分かってるじゃないか。自分が悪人だと自覚があったんだな」


 皮肉めいた口調に、私は口をつぐんだ。

 

「……まあ、多少は」


 視線を逸らして、ぎゅっとスカートの端を握りしめる。

 

(多少どころか、しっかり心得ていますとも)

 

 ソフィアとヴィンセントの結婚は互いの親が決めたもの。それは主に、ソフィアの親であるティアルジ公爵が決めたものだった。

 

 ヴィンセントにはたった一人の妹が居た。

 妹の名は、アリステア・フォンレーヌ。彼女は生まれつき虚弱な体にも関わらず、過剰な魔力を持っていたため長く生きられないと診断されていた。

 医師たちは匙を投げ、治療法は尽きた――そこに現れたのが、ティアルジ公爵家だった。


 東方交易のルートを持つティアルジ家が差し出したのは、東の砂漠地帯に生育するという幻の薬草「ゴーンド」を用いた秘薬。

 極めて強力な魔力の浄化作用があるが、副作用のリスクも高く、帝国内では使用を認可されていなかった。


 ティアルジ公爵は、「薬は提供するが、将来的に娘を公爵家に嫁がせることを条件とする」と交換条件を提示。藁にもすがる思いで、フォンレーヌ前公爵は密約書に署名した。

 

 こんな経緯があって結ばれた婚姻関係なのだから、妻だからといって冷たくされるのも無理はない。

 

 ……だけど。

 

「ですが……あなただってひどいじゃないですか」


 ソフィアだって、可哀想な子じゃないか。


 私がソフィアに転生してから、一週間。短い時間のはずなのに、この体に宿る感情は、まるで昔から自分のものであったかのように馴染んでいた。

 心と体がピッタリと重なり合って、彼女の気持ちがひしひしと伝わってくる。


 ソフィアは生涯孤独な可哀想な子。なるべくしてなった惨めな悪人。

 そして、ヒロイン・フィオレッタに華を添えるための哀れな引き立て役。


「一度くらい顔を見に来てくれたってよかったじゃないですか。私は、あなたに話したいことがあったのに……」


(きゅるりーん物語が始まる前に、さっさと離婚の話を持ち出したいのに!)

 

 この、どこまでも広くて、どこまでも静かな公爵家で。ソフィアが唯一頼りにしていたのは、ヴィンセント……あなただけだったのに。


「ならば今夜だ」 


 突然の言葉に急いで顔を上げると、ヴィンセントは私の方を見もせず、ただ淡々と告げていた。


「えっ?」


 言葉の意味をすぐには理解できず、思わず間の抜けた声が出る。

 

「話があるのだろう? 今夜、夜9時に。夕食の時間なら空いている」


 こちらの返事を待つこともなく、それだけをぶっきらぼうに言い残して、彼は私に背を向け、そのまま歩き去っていく。


「……行っちゃった」


 ぽつりと呟いた言葉は、自分の耳にすら情けなく響いた。


 


∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴




「こんばんは」


 部屋の奥、キャンドルの穏やかな明かりに照らされながら、彼は座ったまま黙ってこちらを見つめていた。


 青みを帯びた漆黒の髪が、灯りを受けてさらりと揺れる。

 吸い込まれそうなほど深く澄んだ青い瞳。右目の下にある小さなほくろは、その美貌にほんの少しの色気と危うさを添えている。


(これが男主人公のオーラってやつ?)


 庭園で見た彼も素敵だったけれど、こうして室内でもなお映えるだなんて。

 無駄のない所作と立ち居振る舞いは、ただそこに立っているだけだというのに、人目を引かずにはいられない存在感を放っていた。


「公爵様」


 柔らかく微笑み、ふわりとスカートの裾をつまんで優雅に一礼する。

 西洋を舞台にしたロマンス小説で、幾度となく読んだ“お約束”の挨拶。

 

「一緒に夕食を取ることができるだなんて、とても嬉しいです」


 ――可愛らしく、愛らしく。

 まるで誰からも愛された物語のヒロイン、フィオレッタのように。


「えへへ」




∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴

 



「記憶喪失……?」

「はい。そう、お医者様から診断を受けました」


 席に着くや否や、「それで本題は」と淡々と切り出してきたヴィンセントに対し、私はまずこの話を告げることにした。

 離婚の話を持ち出す前に、伝えておくべきだと思ったから。


 ソフィアとヴィンセントだけが知っている出来事を持ち出されたら、私には何も応えられない。それならば、怪しまれる前に先に白状してしまった方がいいと思ったのだ。

 

「なるほど。それは不便なことが多いだろう」


(あれ? 意外と素直に受け取るのね)


「私が記憶喪失だと信じてくださるのですか?」


 ソフィアはヴィンセントの気を引くために仮病をよく使っていたから、素直にこの言葉を信じてもらえるとは意外だった。


「信じない方がいいというなら、そうしよう」


 その返答は、どこまでも冷淡で――どこまでも無関心だった。

 

(……ああ、なるほど)


 ヴィンセントにとって、ソフィアが記憶喪失になろうがならまいが、どうだっていいってことね。


 先ほど身支度を手伝ってくれたアンリエットが、ソフィアとヴィンセントが二人そろって食事をするのは初めてのことだと言っていた。

 

 きっと、本物のソフィアならこの光景を心から喜んだのだろう。

 しかし私はというと、胸の奥がきゅうっと締めつけられるような気持ちで胃がもたれるような緊張に襲われていた。


 ナイフとフォークを握っている手が、少しだけ震える。

 

「……その様子だと、本題は記憶喪失の話ではなさそうだが」

 

 今度ははっきりと確かな口調で。

 まるで嘘を見抜こうとする尋問官のように、ヴィンセントの視線が私の心の奥を見透かしてくるようだった。


 前世で私に夫が居たことはないけれど、それでもこの男の目が妻を見つめる目ではないことくらいは分かる。


(ああもう、そんなに嫌わなくったっていいじゃない)


 私はグッと拳を握りしめ、心の中で自分に言い聞かせる。


(ヴィンセントに嫌われていることくらい分かっていたはずじゃない。大丈夫。落ち着くのよ、私……)


「それはですね……。おほんっ、貴女は少し席を外していただけるかしら?」


 視線を料理を運んできたメイドに声をかける。メイドは小さく頷くと、部屋から退出した。


「あのメイドがお気に入りなのか」

「えっ?」


 突然の言葉に、驚きのあまり思わず間抜けな声を出してしまう。


「君にしてはずいぶんと優しく声をかけるのだなと思って」


(……ソフィアったらどれだけ性格が悪かったのよ……)


「そうですか? えへへ、ごめんなさい。やっぱり思い出せなくて……」

「はっ、まだそのおかしなキャラクターを演じるつもりか。記憶が無いとは、それはまた都合がいいことで」

「……あ、あはは?」


 乾いた笑いしか出ない。一体この豹変ぶりはなんなのか。

 原作小説では、ソフィアとヴィンセントが二人きりで会話する場面なんて数えるほどしかなかった。

 だから、まさかここまで露骨にソフィアを嫌悪していたなんて想像もしていなかったことだ。


(……いや、でもこれは喜ぶべきよね?)


 こんなにもソフィアのことが嫌いなら、私が離婚を切り出した瞬間、喜んで飛びついてくるに違いない。

 

「それで? 早く本題に入ってくれ。俺も暇じゃないんだ」

「ご、ごめんなさい」


 私は上辺だけで謝り、内心ほくそ笑む。

 今こそ絶好のタイミングなはず。


「実は、折り入ってあなたにお願いがありまして」

「願い?」


 怪しむようにこちらをチラリと見たヴィンセントに、にっこりと笑みを浮かべ「はい」と答える。


「公爵様、私と離婚していただけませんか?」

「……は?」

「あっ、もちろん何か悪だくみをしているとか、あなたに迷惑をかけるとか、そういうことでは無くてですね。あなたのためにも、私たちは離婚した方がいいと思って……」


 しどろもどろに繰り出される言葉は、自分でもよく意味が分からなくなっていた。

 何を言えばいいのか、何が正解なのか。必死に取り繕おうとすればするほど空回りしていってしまう。


「はあ……そうではない。なぜ突然離婚などと言ったのかと聞いているんだ」

「えっ? そ、それはですね……」


 焦りで喉が渇く。目の前のヴィンセントは微動だにせず、ただその瞳だけがじっとこちらを見据えていた。


「どこか様子がおかしいと思っていたが、まさか君の口から離婚という言葉が出てくるとは思ってもいなかった。俺のことを散々嫌っていたくせに、俺のために離婚を申し出た? それをどう信じろと?」


(そんなことを言われても、ソフィアの細かい部分の心情なんてこっちは知らないのよ! 私はヒロイン視点しか知らないんだから!)


 ――詰んだ。これは確実に詰んだ。

 

 まさかヴィンセントが婚約破棄の申し出に突っかかってくるなんて、微塵も考えていなかった。

 ヴィンセントはソフィアを嫌っているんだから二つ返事で頷くと思ってたのに……。


 それよりも、『俺を散々嫌っていたくせに』とはどういう意味なのだろうか。

 ソフィアはヴィンセントに狂気的なまでの好意を向けていた。――それが、きゅるりーん物語でのソフィア・フォンレーヌだ。


 それなのに、どうしてヴィンセントはそのようなことを?


 どれほど頭を回して考えてみても、さっぱりわからない。

 確かなのは、彼の中のソフィア像が私の知っているそれとは違っているということだけ。

 

(どうしよう、どうしよう、どうすればいいの……)

 

 その時。脳が判断するよりも先に、口が勝手に動いた。


「……あ、あなたを好きになってしまったから?」


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