表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/30

駿河へ8

8

季節はとうとう暖かくなって、桜の蕾が咲き始めた。鎌太郎はお花の住む駿河へ旅に出ることを決めた。


そしてその事を兄弟分、子分達に話した。みんなその事を喜び、やっと腹が決まったか!と安堵した。前は兄弟分の太郎と不動と共に旅したが、今度の旅は三下の喜助と共に旅をする。


一家はダイガシ2人と兄弟分に任せる事になった。


旅支度も万全に、皆んなに見送られ、鎌太郎と喜助は駿河を目指して一家を後にした。


木に一輪の桜が咲いている。あともう少ししたら満開になるだろう。


「親分、速いですね。」


「そうだな。早く行かなくちゃと思うからかな。喜助、着いて来れるか?」


「はい!俺は元気だけが取り柄です。」


「ハハハ。」と笑ったが、喜助は決して馬鹿でもなければ、ちゃんとしている。しっかりした良い子分である。気遣いのできる頭の良いところもある。だから喜助を旅に連れてきた鎌太郎であった。





9へつづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ