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駿河へ6

6

旅の朝は早い。まだ朝焼けが見えない薄暗いなか、宿をでて歩きだす。そして朝は寒い。


お時が旅支度して外へ出るころ、ちょうどダイガシが迎えにきた。


「今日も歩きましょうか。」


「はい。歩かなくちゃ着かないものね。」


「そうですねぇ、まだまだこれからですからね。」


あたりはどの辺りだろう。ダイガシとお時はふと、桜の並木道に差し掛かる。


蕾が少し大きくなっているが、まだ咲くには数日かかりそうだった。


「帰りには満開かしら?」


「もしかすると葉桜かもしれません。」


「じゃあ、旅の何処かで漫開の桜をみれますね。」


「きっと沢山見れますよ。疲れも飛ぶほど綺麗ですよ。楽しみですね。」


お時はツボミの桜を見上げ、ニコニコと微笑んでいる。ダイガシはそれを見て思った。早く桜咲かないかなと。そしたらお時さんはもっと楽しそうに笑うだろうなぁ。あとどのくらいかなぁ。どの辺りの桜を見れるだろう?どこか良い桜の名所があれば寄っていこう。


と、知らず知らずのうちにお時が遥か後ろにいる事に気がついたダイガシは、足を止めてお時をしばらく待った。お時はそれを見て少し早歩きする。でも待ってくれた。それが少し嬉しいお時だった。



7へ続く

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