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駿河へ5
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道歩く人々が歩くその中にお時とダイガシは居た。みんな目的地を目指して歩いている。2人の目的地は鎌太郎の居る美濃追分。
距離にして、約500キロ。約129里。朝から夕方まで歩いて宿場にて1日の疲れを癒す。1日歩いてお時は気がついた。鼻水もくしゃみも止まっている。調子が良い。「宿場で食べるご飯も美味しい。でも疲れた。」
1日を振り返ると、ダイガシの背中をずーっと見ていたような気がする。歩くのが早いのでなかなか横には並べない。最初は並んでいたけれど、だんだんと遅れてしまった。明日は遅れないようについていこうと心に決めたお時だった。
東海道は辰五郎親分の兄弟分が一家を構えている事も多く、なかには宿場を営む親分も多い。ダイガシは1人、一家に一宿一飯、世話になり、旅をすることにした。そしてお時さんには宿に泊まってもらう事にした。1人分の旅費が浮く。
ダイガシは布団の中でニンマリとしながら疲れたカラダを癒すのであった。
6へつづく。