クリアの後
とりあえず、俺はステータスを確認する。
ステータス
山田一郎 38才
LV32
HP200/200
MP200/200
攻撃3
防御10
魔法攻撃1
魔法防御10
素早さ10
知力1
運10
ステータスポイント2
スキルポイント1290
スキル
スキルコピー(成功率5%)
物理打撃ダメージ半減(2/10)
体内解毒(極小)
毒耐性(極小)
毒霧(極小3/10)
睡眠霧(極小4/10)
混乱霧(極小2/10)
気配察知(小)
強者の見極め(極小7/10)
強者のいかく(極小)
筋力強化(極小)
暗視(中)
テイム
シルバーウルフ LV35
スキル
強者のいかく(極小)
毒耐性(極小)
暗視(中)
1つ目の宝箱が、スキルポイント1000だろう。
そして、2つ目の宝箱は、暗視だと思う。
シル(シルバーウルフの名前)の方にも暗視が入っていたので間違いないだろう。
ステータスポイントの前に、スキルポイント1000を使って超成長をとる。
ポイントをふる前に、取っておけば、恩恵があるかもしれない。
290ポイントはいったん保留だ。
ステータスポイントの2を攻撃に使う。
攻撃は3→7に変化した。
ステータスポイントは1で能力値2分アップするようになったようだ。
シルは何を食べるか分からなかったが、魔石だけは食べてくれた。
魔石以外は食べなかった。
押し入れダンジョンは、すっかり消えてしまった。
ダンジョンは消えたが、シルのことがあるので、とりあえず市役所に電話を入れる。
「あのー、すみません。ダンジョンのことでお話があります。」
「ダンジョンですね。少々お待ち下さい。」
少し待って。
「お電話かわりました。ダンジョンについてのお話ということで承ります。」
なんだかしっかり話を聞いてくれそうだ。
「ダンジョンが家の押し入れに出来たんですが、そこをクリアしてしまいまして…。」
「えっと、ダンジョンが押し入れに出来て、クリアしたとおっしゃいましたか?何か証明できるものはありますか?」
「一応大量の魔石とボスをテイムしています。」
「はあ、わかりました。ボスというと危険なモンスターですよね。近隣の住民が怖がるといけませんので、私どもの方から確認できるものを送ります。住所と電話番号を…。」
という具合に、すぐに対応してくれるとのことだ。
「シル?話を聞いてたか?大人しくしててくれよ。」
そう言ってシルの方を見ると、シルの毛並みが前よりも良くなっていた。
「シル?」
「ワウ!」
レインウルフLV35
シルがレインウルフに進化していた。
魔石は全部なくなっていたが、シルが嬉しそうなのでいいだろう(現実逃避)。