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初めての罠

ダンジョンの中で、一番怖いのは餓死だ。

俺は、リュックサックに大量の水と栄養バーを持って、1階の攻略をする。

スライムをさらに15体倒して、レベル5になった。


ステータスポイントは、4つ分貯まっていたので、素早さに振った。

道はしっかりメモしながら進んでいる。

ヒモなどがあったら便利だろうか。


スライムは見つけ次第倒している。


そういえば、スライムを倒したあとに小さいビー玉大の石とコンニャクのようなものが残る。

コンニャクのようなものは食べられそうな放っておくとくさりそうなそんな気がしたので、自宅には持ち帰らなかった。


石の方は、今日は拾っている。

昨日倒したスライムの石とコンニャク(今後は、魔石とスライムゼリーと呼ぶことにする)はどうやら消えてしまっているようだ。

1日経つと消えるのか、徐々に消えるのか、他のスライムが食べてしまうのか、何にせよ今回は放っておいても大丈夫だった。


今日は、1階層をくまなくまわって1日が終わった。

今日の発見は、小さな宝箱だ。

中には、スライムの魔石が入っていた。

俺は、魔石についてはあまり嬉しくなかったが、宝箱は高価そうで気になった。

しかし、宝箱は、魔石をとった瞬間溶けるように消えてしまった。


地下2階への階段をしっかり見つけた。

明日は、地下2階へ挑戦だ。



探索3日目。

ビニールヒモを買ってきて、昼から探索をはじめる。

ヒモはしっかり部屋の柱に結んで出発だ。

1階層でLV6に上がる。

物理打撃ダメージ軽減は40%になった。


MPは、睡眠や休んだり、食事をしたりしても回復する。

自室で寝て起きると大体全回復している。

そんな感じで、スキルコピーを使っていたら最大効率で、ダメージ軽減が40%になっていたのだ。


地下1階の道順に変化はない。

一応昨日の宝箱も見に行く。

宝箱はなかった。

かわりに別の場所で、宝箱を発見した。

そういえば、宝箱に罠とかしかけられているんだろうか…。


そんなことを考えながら、宝箱を開けると紫色のガスが部屋中に広がった。

あ、これ毒だ。

と思いながら後ずさるが、もう遅かった。

頭痛と吐き気に襲われる。

HPも徐々に減ってきている。


仕方なく、スキルポイントを消費して、毒に対する対応をすることにした。

毒耐性(極小)50ポイント、毒耐性(小)300ポイント…。

しかし、今耐性をとっても遅いのでは…。

今の状況をなんとかするには、解毒の方が、必要だ。

体内解毒(極小レベル)150ポイント。

これかなあと思いながら、しぶしぶ体内解毒をとる。

何となく体が熱い感じがする。

俺は、いったんそこで座って休むことにした。


少し寝てしまったのか起きてみると苦しさは無くなっていた。

ステータスを確認すると、HP181/200で、スキルポイントは30まで減ってしまっていて、代わりに、体内解毒(極小レベル)と毒耐性(極小)が得られていた。


さて、目の前の宝箱に向かって、何となくスキルコピーを使ってみる。

もしかしたらという何となくの意識が働いたのだ。


スキルコピー11回目。

毒霧(極小)を獲得した。


宝箱はモンスター判定だったから、スキルコピーが使用出来たのか、それともスキル毒霧(極小)が後からプラスされていたものなのかはわからないがもらえたのは得だ。


ちなみに、宝箱の中には、スライムの魔石が入っていた。


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