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七十話『真っ黒』

"シュー"と音を立てながら、吸気口から煙が送られ続けている。やっぱり島で試した確認方法と同じでした。バニラのような甘い香りがするのでこの煙が魔素だろう。魔素が部屋に充満していく。…ダメだ、ヒマだ。


体力に関する種目では狙い通り、立ち幅跳び以外平均値に近い数値を出せた。なので魔力に関する種目は、もし高い数値が出ても大丈夫なはず。


魔証石の色が上級冒険者と同じ緑や青、赤色になってしまう事はないはず。先に測定してもらった魔力の放出量。僕の魔力放出量は普段の竜化していない状態だと、普通の人と同じくらいなのは知っていた。これも島で確かめたので。特に何も考えずに測定。


魔力属性についても環境によるものが多いらしい。自分でコントロール出来るものではないので特何考測定。あれ?そう言えばさっきホロさん驚いてたな?何があったのかな?


魔力属性の色が普通の人に多い無色透明じゃなかったのかな?何色だったんだろ…何色だったらカッコいいかな?ふふ。想像がふくらみますな。


と言う訳でこの魔素許容量の測定も、現在の自分自身がどれだけ耐えられるのか試してみようと思っている。せっかくなので。


ヒマだ。…昼ごはんのカレー美味しかったな。測定が全て終わったら、もう一度食べに行っちゃおうかしら?それなら次はアルフさん達も誘おう!などと考えながら過ごす。


「テイトさん?起きてますか?」

「…テイトさん!大丈夫ですかっ?!」


「あ、すみません」

「ぼ〜っとしてましたぁ」


「それって意識が飛びそうだったんじゃ…」

「本当に大丈夫ですか?」


「は〜い、大丈夫ですよ〜」


ホロさんに心配されつつも、時間が過ぎるのを足をぶらぶらさせながら待つ。"こんな時に本があれば…!"と小さな後悔。…目をつむる。ホロさんに心配される、を何度か繰り返しているうちに測定が終了する。


「テイトさん、お疲れ様でした」

「これで全ての測定が終了しましたわ」


「お?終わりですか?」

「ありがとうございましたぁ」


「アルフさまには連絡しておきましたので、アルフさまが到着する間、コチラのパンフレットをご覧になってお待ち下さいますか?」


「分っかりましたぁ!」

待合室まちあいしつに移動して、手渡されたパンフレットをパラパラとめくる。その中で気になった部分を抜粋して紹介!


【魔証石情報の確認方法】

壁やドア、机のような平らな場所をスクリーンとして、情報を投影します。その時の被投影物は、白色や明るい色の方が確認しやすいです。


魔証石を被投影物に対して水平に持ちます。この時、必ずどれか一本の指は、直接魔証石に触れるように持って下さい。


魔証石に魔力を込めます。魔力を込めるのは最初の一度だけで、投影中は必要有りません。一度投影すると二分間情報の投影を続けます。投影中に再度魔力を込めると、投影を中断出来ます。


【魔証石情報の更新について】

魔証石は5年ごとに情報の更新が必要です。情報の更新は各国に在る"魔証石情報更新センター"にて行えます。


更新センターにて、筋力測定と魔力放出量の測定のみ行い、前回の能力値から上昇値を予測・算出します。


【各種手数料について】

魔証石新規製作料…四万円


情報更新手数料…二千五百円


紛失・破損時再作製料…十二万円


「ふ〜ん…絶対無くさないようにしよっと」

パンフレットを読み終わってしばらく待っていると、アルフとミルフが帰って来た。二人に手を振るテイト。


「お〜い!二人とも!こっちだよぉ」


「テイト、測定終わったっすか?」


「バッチリです」


「そうっすか、お疲れっす」


「へへ、どうも」


突然ぐっと顔を寄せたアルフに耳打ちされる。対するテイトも小声でこっそりと話す。

「オメェ…全力でやってねぇだろうな?」


「アルフさん、ご心配なく」

「それはもうガッツリと!ありったけの力を込めて平均値を狙いました」


「…どっちだよ」

「まぁ、正直どっちでも良いが」


待合室で待っているとアルフがホロに呼ばれる。"二人はここで待っているように"とも。アルフとホロは、測定結果が確認出来る部屋に移動した。ホロが話し出す。


「アルフさま」

「魔力放出量の測定と同時に、魔力属性の検査も行うのはご存じですよね?」


「あぁ、知ってる」


「午後からテイトさんも測定をしたんです」

「そこで一つ気になる事が有りまして」

「彼の魔力属性の色が…」


「…」


「"真っ黒"だったんです」

「驚きましたあんな色初めて見ましたから」

「あれは…何なのでしょうか?」

「アルフさまは何かご存知ですか?」


「…そうか」

「ホロ、この事をアイツに分からねぇようには出来ねぇか?」


「それは…!」

「…いえ、センター長の私なら可能です」

「何か理由が有るのですね…」

「分かりました、やってみます」


「助かる」


アルフが待合室に移動すると、二人は楽しそうに談笑していた。め息を漏らすアルフ。

「帰るぞ」


「!」

「ほ〜い!」


「はいっす!」


魔証石は明日出来るってよ!楽しみすぎるっ!ホロさんや他の職員さんにお礼を言ってセンターを出た。ホロさんからもらった"仮入国証"を見せてアバルキに入国。街をぶらぶら散策した後、宿屋を借りた。


宿屋で夜ごはんが出たがカレーライスだった。え〜?同じ日に2回もカレ〜?…ウソで〜す!嬉しいんですよねコレが!パクパク!

お読み頂きましてありがとうございました。


(そんなにカレーの頻度は少ないはずなのに)給食でカレー、お家でもカレーって事何故かよく有った思い出が有ります。


「なんか面白かったよー!」

「続きが気になった!」

と思って頂いた親愛なる読者様へ…


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