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世界最強・・・!?

 裏社会のどこかで開催されている地下格闘技場にて


「この相手を倒せばお前が世界最強だ。その際にはうちの組織ができる最大限の報酬をお前に用意しよう。」

 見た目が明らかにカタギでは無い男が青年の肩に手を置きそう言った。

「あれが世界最強ですか。今まで戦った相手の方がよっぽど強そうに見えますが。あの人からは覇気が感じられない。」

 青年は金網の向こう側にいる相手を見ると男にそう返した。青年の首筋には独特なタトゥーが彫られている。タトゥー以外にはそれといって変わった特徴は無い。あえて言うなら一般人よりは体格がいくらか鍛えてあるように見える程度だ。

「この世界見た目や雰囲気で判断してると足元すくわれるぞ。」

 

 青年は金網に入った。

「世界最強を待たせてしまってすみませんね。」

 すみませんと言葉では言っているが、言い方は相手を挑発するような嫌味な言い方だ。

「いいよいいよ。始めようか。≪冷めない内に≫」

・・・

 突如青年の視界が塞がった。

「アツッッっ...!」

 その直後、青年は口を手で塞がれている事に気づく。

そしてマグマを流し込まれたような強烈な痛みが青年の喉を襲った。青年の脳はその灼熱の痛みから逃れる為意識を失う事を選ぶ。しかし、灼熱はそれを許さない。失った意識を痛みが呼び覚ます。まるで煉獄の炎が罪を焼き尽くすまで消えないように...。

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