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君鳥文庫 短編集

今夜のおかず2

作者: 君鳥いろ





俺は仕事を終えて家に帰ってきた。夕食の時間がやってきたのだ。昨日はいいエビを買って、今日をずっと楽しみにしていた。俺は今晩、おかずにエビフライを揚げる。


「……始めるか」


帰宅後しばらくくつろいでから、おもむろに立ち上がって冷蔵庫の扉を開けた。相変わらず立派なエビを取り出し、丁寧に殻を剥いて洗った。それから水気を切って卵をつけてパン粉のバットに寝かせる。

作るのは久しぶりだが得意料理なため、手際は我ながらいい感じだ。

きっと今日のエビフライも美味しくできるだろう。

やがて優しくまんべんなくパン粉をつけ終えた。


よし、今から揚げる。

今からこいつを揚げるぞ。


男のくせにやたら几帳面な上、火や油が怖いため、いきなりドボンと投入はしない。ゆっくり、ゆっくり慎重に近づける。




ついに、鍋の中にエビを入れた。

瞬間、とてもいい音がしてエビの身が締まっていった。























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