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蜃気楼

作者: 椎名美雪

“形ある物は いつか壊れる”

―― と言う


壊れる事が

形が失われる事が

「嫌だ」と 思っていた


時は流れ 時代は移りゆき

全てが消えた


形あった物は 全て


たったひとつだけ 残されたものは

大切な想い出だけ


時が流れ

形を少しずつ変えて残るより


いっそのこと


全てが消えて失くなる方が

私には 幸せだった


あの頃の記憶のまま

胸の奥へと 残しておけるから


懐かしい街並みは

新しい街並みへと姿を変え

時代を進んでいく


新しい街並みの向こうに

懐かしい蜃気楼を見た



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