前へ目次 2/2 エピローグ 魂を書き換えるとは魔物の魂の一部を人に投写することだった。 魔物の肉体で強化した人々は魂を魔物の魂に喰われ、侵食され、人の心が削られていった。 思考も情も魔物に近づき、人の心を失い、人の知識と知恵と技を備えたまま魔物となっていく。 そうした存在は「フェアシュ」とは呼ばれなくなった。 それを人々は人ならざるもの「魔族」と呼んだ。 この世界を統べるのは「人間」か「魔族」か。 世界を賭けたこの戦いは、どちらかが滅ぶまで終わらない。