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第七話「魔核石を守る戦い」

「わかっているな。 ここを攻略して、最深部の【魔核石】を奪うのがミッションだ」


 リーダーらしき男が他のものにそういった。


「わかってるよ」


「ああ、さっさとやってしまいましょ」


「ここを手に入れたら億万長者だ」


 そう話している。 


「ミミックさん魔核石ってなんですか? いや確か前にきいたことがあるけど......」


「魔核石はその名のとおり、魔力の核だよ。 周囲から魔力を吸収しダンジョンを形成する。 神のダンジョンはその魔核石できている。 彼らはこのダンジョンを支配するために必要なんだろう」


 確かに最下層に大きな魔力の宝石がある。 気になってはいたが、忙しくて深くききそびれていた。


「つまり、ぼくの命ということですか。 取られるとまずいな」


「ああ、とはいえ相手はかなりの猛者たちのようだ。 もう八階まできてる。 私もでようか」


「いえ、ミミックさんはモンスターに指示をして、時間稼ぎをしてください」


「わかった。 できるだけ抑えよう」


 ダンジョン内のモンスターの制御は、ミミックさんもできるようになっていたので頼んだ。


(よし、あとは)



「罠も多い、モンスターもかなり連携を取ってくるな」


「ええ、他の所と同種のモンスターよりかなり手強いわね」


「とはいえ、突破できないほどではない。 元々の強さがそれほどじゃないからな」


「倒されてもスタートに戻るだけ、魔王のダンジョンよりは容易い」


 そういって警戒しつつベテランたちは進んでいる。 数は十人、それぞれ的確に動いている。


(かなり手強いな...... もう14階層まできた。 罠もモンスターの妨害もものともしない。 さすがに命を懸けた修羅場を潜ってる猛者。 でもここは渡さない! ぼく自身だから!)


 ぼくは下層階を拡張していたゴーレムたち十体を、17階まであげ並ばせ前から近づかせて、遭遇させる。


「ゴーレム! 五体も!」


「前を固めタンクで抑えろ! 魔術士は後方から魔法の援護!」


「おう!」


 そう前方に注意が向かう。


「よし、いくぞ!」


 ベテランたちが通った通路を開けてゴーレムを進ませる。 そして後方の魔法使いとアーチャーを殴り倒した。


「うわぁあ!!」


「きゃあああ!」


「なに!? 後ろから!」


「さっき後方に道はなかったはず! 罠か! 前はそのまま、おれが後方を抑える。 神官は回復しつつ耐え、一体ずつ確実に倒せ!」


 混乱しているが、すぐ態勢を建て直す。


(くそっ! 回復できる神官を倒し損ねた! 前後でまもられてるから攻撃が通らない!)


 ゴーレムも一体、また一体と倒されている。


(くっ! 削りきれない! 仕方ない!)


 ぼくは他のゴーレムを自動にして、意識を集中してゴーレムの一体に魔力を流し操る。


「ぐはっ!!」


 大盾をもった男を吹き飛ばす。


「なんだ!? あのゴーレム!」


 次々と前衛を蹴散らす。


「くそっ!! なめるな!」


 剣と槍で攻撃されるも、体を貫かれない。


(魔力を流して石の密度を上げた! 攻撃を防げる!)


 そのまま神官を攻撃しようとすると。


「レイドを守れ! 狙われている!」


 リーダーらしきものがそう叫んだ。


(くそっ!)


「落ち着けみんな! こいつ攻撃は効かないが動きは単調だ! かわしながら関節を狙え!」


 そうリーダーの命令で、足の関節を中心に攻撃をうける。 痛みをかんじる。


(くっ! ダメだ! 関節は動かすから、石の強度がどうしても弱い! それに重くて反応が遅い。 魔力を込めてると、痛みもフィードバックするから痛い!)


 体がぐらつく。


「よし! このまま押しきれ!」


(このままじゃ......)


 そう諦めかけたとき。

 

「エクスプロージョン!!」


 周囲が赤く一瞬光ると爆発で吹き飛ばされた。


「ぐわぁ!!」


「うわぁあ!!」


 目の前に消えていく探検者たちがいた。 その奥にミミックさんがいた。


「すまないね。 君まで巻き込んで。 一応魔力を込めてると痛みはあるだろう」


「い、いえ、助かりました。 どのみちあのままだと倒されるか。 痛みで気絶するかのどちらかでしたよ」


「まあ、なんにせよ。 彼らを撃退した」


「また、魔力を回復したらやってくるのでは」


「すぐには回復しないはず、それですこし行きたい場所がある。 今のダンジョンさんなら行けるはずだ」


 そうミミックさんはいった。



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