7 貴族なんて先祖が偉いだけで、その子孫が有能だと保証するものではないのになぜわからない?
「所詮、貴族なんて先祖が偉いだけじゃないですか」
そういうと官僚たちが悔しそうにしていました
だが止めてあげません
「子孫が立派な人間だと保証するものではないというのになぜわからないのでしょうね(はあーっ)」
さらにこちらを睨んできましたが
そんなのカンケーねー、です
・・・意味はなんとなくしか分からないですが、勇者様達に言わるとなんかむかつくのはなぜでしょう?
いえね勇者様たちの支払いを立て替えていたのですが王宮の官僚達は全然払ってもらえませんでした
つまり自腹
自分の子ではないというのに10人分の生活費がかかるという理不尽
いや勇者様たちとわたくしは同い年です
だったらかつあげ?
・・・この怒りはだれにぶつければよいのでしょう
何度も頼みにいったのに却下される日々
まあ
騒動を起こして朝市の露店のほとんどを壊滅させた賠償金と迷惑料とか、
くだらないお遊びで王都の隣の空き地が焼け野原になったための立ち入り禁止と安全確認の調査費用とか
お金の無駄使いとしか思えないなのでそりゃ官僚たちだって支払いたくないでしょう
実際にそばでリアルタイムで見ていたわたくしも「そりゃ支払いたくなくなりますよね」と思ってしまいます
頭では理解しますけど、お財布的にはわかりたくない案件です
というわけで建て替え払いがだいぶたまりました
つまりは借金が増えたわけです
自分に関係がないお金のための借金が増える日々にさすがに心が折れました
ですからお世話を辞めました
静かな退職というやつですね
勇者様たちの後ろをついていくだけの簡単なお仕事、ですね
請求書?
勇者様たちに言ってください
抗議?
勇者様たちに言ってください
いや、なんだったら王様にどうぞ?
おかげ?で、3日で王都の経済が崩壊しました
・・・店やお家も崩壊していましたけどね(笑)
そこでようやく宰相様から呼び出しがかかりました
「かくがくしかじかです」
マジレスしたら宰相様が怒りました
そりゃそうです
本当に
「かくがくしかじか」
しか言っていないです
それでわかる人間がいるはずがありません
これは
『あなたとまともに話をする気はありません』
という異世界の作法だとそうです
・・・異世界人は何を考えているのでしょう、完全に終わっていますよね
勇者様たちから聞いた異世界式嫌がらせを30分ほどして宰相様の顔が怒りで真っ赤になったところで官僚たちからの嫌がらせの数々を披露しました
もちろん紙に書いて、です
証人として勇者様たちの名前入りです
異世界では日記が証拠になるそうです
そしてそれを権力者が承認すると最強の武器になるとか
・・・そんなのが必要になるとは異世界はろくなところではないのでしょうね
もっともそれを真似たわたくしも大概です
『ざまあ』とやらをするためのお作法(らしい)です
やられたらやり返す
倍返しだ!
だそうです
・・・異世界人は何を考えて生きているのでしょう?
という訳で、早速宰相様の雷が官僚たちに落ちました
こちらの窮状をご理解いただけたようです
でも許してあげませんよ?
やっていいのは、やられる覚悟がある奴だけ
勇者様たちから教わった異世界の作法です
教えられた通り、精神的にフルボッコになるまでやってあげましょう(にやり)
・・・異世界ってホントに変なところなんですね
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とりあえずこれで
『おわり』
です
『次回作にご期待ください』
と、少女漫画のお作法を最後に書いてみました
ちなみに来週から新作の投稿が始まります
乞うご期待!、です
・・・期待を乞わないと誰も読んでくれないあたり、この投稿サイトで最弱ですね
「そんなことを言って泣きたくなりませんか?」
と問われたら
「泣きたくなるさ~」
と返す準備はできています(笑)




