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異世界人のお世話は大変です・・・なぜわたくしがお世話係をしなければならないのか誰か教えてくださいまし(涙)  作者: 焼ミートスパ


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4/7

4 最終回 お世話係を辞めさせていただきます(ただし、あと数話追加があります、多分だけど)

「どうか考え直してくれ」


王様と宰相様が頭を下げています




「だが断る!」


と異世界式で拒絶しました



勇者様たちから教わった、というか雑談を聞いているうちに洗脳されてしまったんですよ


言動や行動が勇者様たちに似てくる似てくる


気が付いた時には唖然としましたね




「いやああああ~~~~~~っ!」


叫び声をあげた上に顔を覆ってフリフリしていました




まさに黒歴史です


・・・思考まで異世界に染まってしまっていて唖然とました(涙)





いえね勇者様たちのお世話係をしていたんですよ




お金もないのに屋台で買い食いしたいとか


安宿の固いベッドではなく、ふかふかのベッドで寝たいとか


『勇者の剣を見つけたでござる!』と強請ってくるとか


その他、etc、etc


もう大変でした




それだけならまだしも、いやそれだけでも手一杯、いやもうすでに限界を突破していたのですが


建て替えた費用を王宮のしかる部署に請求をしに行ったところ


「え?ちょっと多すぎませんか?」


などとネチネチと嫌味を言われる始末



それどころか満額が支給されることはなく、かなりの部分が自腹です




勇者様たちのお世話係


王宮の官吏たちの嫌味


自腹による男爵家の困窮


その三重苦にある日、プッツンときました




ですからやってやりました




屋台の叔父様に


「請求は王宮にしてください」





叔父様は困惑していましたね


平民が王宮に請求に行ける訳がありませんから


ですがここは


「だが断る!」


一択です


・・・かなり洗脳されていますね(涙)




王宮がわたくしが建て替えたお金を支払ってくれませんの


勇者様たちは王様から侯爵相当であるとのお言葉をいただいておりますの


王様にお願いしますね?


・・・屋台の叔父様は泣いていましたね




とまあ屋台から武器屋、ホテルと王都のありとあやゆるお店で踏み倒しましたの




そうしたら


「お世話係だろう!しっかりしろ!」


などと言ってくる方がいましたので


「わたくしは不適切ということですね、では辞職しますわ!」


と相手から辞職勧告されたので受理しましたということにしましたの



総勢で20名ほどいましたかしら?


下級官吏から上級官吏まで幅広くの方から言われましのですべての方のお名前を書いて退職届を提出しましたわ


そしてそのままとんずらです


・・・どなたかのせいで下品な言葉に染まってしまったわたくし(涙)




お世話係がいなくなった勇者様たちはまさに無法地帯


やりたい放題でしたね


直接は知らないですけど噂でそうなっていました



最後には王様のところまで話が伝わった ~王都の至る所で爆発が起こって煙がたっていればさすがにわかりますよね~ そうです



調査したところお世話係がバックレたと判明


そこで宰相様の手下が男爵家まで責めにきました




「無責任だ!さっさと復帰しろ!(意訳)」


と責められました


男爵令嬢という下の身分なのでごり押しすればなんとかなると思っているようでした




ですやら


責めるなら、辞めてやるよ、この仕事


そう答えました


・・・わたくしは勇者様たちに毒されていますね




わたくしが強気に出ることが想定外だったようで口をパクパクしていましたのは見ものでしたわ(笑)



「責めるということはわたくしの仕事に不満があるということですわよね?


でしたら勇者様たちのお世話係としては不適切ですわ


どなたかほかの方にしたらいかがかしら?」


そういいましたら


「無責任だ!」


と子供のようせ責めてくる始末


あきれるばかりの無能さでした



ですから応接室のソファーに座っていたのをいいことに


テーブルに両肘をつく


手を組み顎を乗せる


そして睨む


という異世界式の恫喝を行いましたの



その際には


絶対にしゃべてはいけない


との作法があるとのことでした




そしたらなんかビビッてましたね




ですから


「(わたくしの拒絶に)乗るならのれ、乗らないのなら帰れ」


と感情を乗せずに淡々と言いました



なんでも異世界では99.89%を誇る拒絶方法だとか


・・・異世界人は何を考えているんでしょうね(呆)




とまあ異世界式の拒絶を5回ほど繰り返しました




最後のフィフスチルドレン?(異世界式の人数の数え方とのこと)とやらに


「貴族なんて先祖が偉業を成し遂げただけの存在、子孫の品性までは保証するものではないのですね」


そう言ったのが良かったのか悪かったのか王宮への出頭命令が男爵家に届きました




お父様はビビりまくっていましたわね


・・・すみません、わたくしもビビりました


さすがに言い過ぎだったようです




とまあそういうわけでドナドナ(異世界式の処刑場への片道切符)されました




ギロチンですか?


毒杯ですか?


とビクビクしていたら王様と宰相様から謝れました



官吏が勇者様たちの食費や宿泊費の建て替えを支払わなかったことが調査で判明したとかなんとか言っていました


あと一人では足りなので増員をお願いしますとの上告も握り潰していたとか



だからなに?


そんな心境です




一人に押し付けておいて知らなかったですむと?


そういうわけですね



一度沸き上がった不審はそう簡単には払しょくされないのですよ



王様だけでなく建て替え払いを拒絶した官吏とその上司は土下座をしていましたね


王様まで不祥事が伝わったのです


貴族としても官吏としても終わったも同然です


少しでも印象を良くしようというわけですね



え?


うがちすぎ?



貴族というのはクソみたいな自尊心と驕りを持つクズのことを言うのですよ



ですから


「いやいやいや、わたくしは無能の烙印を押されて半端者ですから」


「わたくしを無能と断言できるほど有能な方がいっぱいいらしゃいましたのでその中からどなたか選ばれたらいかがかしら?」


その2つを繰り返しでしのぐつもりです




王様と宰相様のペアが勝つか、孤立無援のわたくしが勝つか


どちらでしょうね





まあ勇者様たちのお世話係に復帰するということになったら


無能な官吏は首にするとか


そいつらの実家にも責任を取らせるとか


お世話係の給金を100倍にするとか


勇者様たちの支払い分を先払いさせるとか


補助を10名ほど増員する ~首を切られた官吏希望~ だとか


お世話係として無能であっても責められないだとか


いろいろな特権をせしめるつもりです



ちなみに勇者様たちのお世話係として働くことはナッシングです


後ろをついていくだけの簡単な仕事です


そう決めています





まあこの提案を出すのはもうちょっと後ですね


王様への嫌がらせが終わった後です




時々、城下から爆発音が聞こえてきます


王様と宰相様がわたくしを説得するのが早いか


王都が壊滅状態になるのが早いか


チキンレースの始まりです



・・・ちょっとワクワクしているわたくしは不謹慎でしょうか?


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