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異世界人のお世話は大変です・・・なぜわたくしがお世話係をしなければならないのか誰か教えてくださいまし(涙)  作者: 焼ミートスパ


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1 ギルドでの話

「「「「「「「「「「なんて酷いことをするんだ~~~~~~」」」」」」」」」」


と冒険者ギルドに勇者たちの叫び声が響きわたりました




しらんがな


やさぐれすぎて貴族令嬢にあるまじき返事を心の中でつぶやくわたくしでした




わたくしはモブリー=ツッコミー男爵令嬢と言います


ただの勇者様たちの雑用係(他薦)です


しばらくはわたくしの愚痴にお付き合いください


というか不幸を分かち合いましょう


喜んでおすそ分けいたします




いえね王様が勇者様を異世界から拉致したんですよ


いや召喚でしたね




本当のことを言うと処刑されるという理不尽な貴族階級社会


本当に腐っていますよね





話を戻しましょう




「「「「「「「「「「チートさいこ~~~っ!」」」」」」」」」」


召喚された勇者様たちは説明を受けて喜んで涙を流していたそうです




拉致された上に戦いを強要されたというのにこのテンション


話を聞いた時に、異世界人は頭がおかしいのではないかと思いました




そう話を聞いた時、です




突然王宮に呼ばれたと思ったら勇者様たちの話を聞かされました


かなり前に勇者様たちを召喚していたとのことでした


そしてそれは秘匿されていました


もちろん定番の対魔族としての戦力です




女神さまがついうっかり人類と魔族と魔獣を同じ世界に配置してしまったそうです


当然力の弱い人類は崖っぷちのポ〇ョ


隠ぺいのために女神さまから異世界から勇者を召喚するすべを渡されたとかなんとか


・・・男爵令嬢が知ってよい話ではないですよね




召喚された勇者様たちの実力は日に日に上昇してついには騎士団全員を叩き伏せるまでになったとかなんとか


・・・そういえば遠くの山が削られて三日月型になっていたような気がします





とそこまではよかったのです


問題は戦力以外のところです


この世界の常識が通じませんでした


まだ子犬に人類の言葉を教えた方が早いとかなんとか


おかげで数々のお世話係が真っ白に燃え尽きたとか




どれもこれも一介の男爵令嬢には届かないはずの話でした


それが届くということに違和感を感じました


いやな予感がしてはいたのですよ


でも立場が弱いから言えなかったです


というわけで聞いたからには逃げられないと最後には脅迫、もとい、言われましたけどね(涙)




なんでも最初は王族にものを教えた教育係だったとか


そこから徐々にレベルを落としていって


最後には逃げられない男爵令嬢まできたとか



あたしだよ!(怒)





勇者様たちのお世話係は王命なので逃げられませんでした(涙)





というわけで今日は冒険者ギルドに来ています


一般人としての登録です


勇者様たちの立場は秘匿されていますからね


平民として冒険者をやってもらおうということです


・・・誰とは言わないですが「「「「「「「「「「冒険者やりた!」」」」」」」」」」とか言った人がいたからです




王都にある冒険者ギルドに入ると


「「「「「「「「「「おおお~~~~っ」」」」」」」」」」


テンション爆上がりでした





いかつい冒険者を見ても


「「「「「「「「「「スゲ~~~~~~」」」」」」」」」」




窓口の受付嬢を見ても


「「「「「「「「「「スゲ~~~~~~っ」」」」」」」」」」




その他についても以下同文の反応でした




・・・あなたたちはスゲ~~~~~~っ以外の言葉を知らないのか?とツッコミたい気持ちでいっぱいでしたね




そんな奇行を無視して窓口まで進みます


さっさと登録して帰ろう


そう思いました




そんなささやかな願いは通じませんでした


・・・多分女神さまはわたくしのことが嫌いなのでしょう




冒険者ギルドといえば当然飲んだくれているお方がいます


そして座った状態から足をだして新人冒険者の足を引っかけて転ばす


お約束ですね




さっと足が出された時点で即座に言いました


「無礼者!貴族の行く手を妨げるとは死にたいですか?」





・・・完全ないいがかりで、権力の乱用です


転ばそうとした相手の勇者様たちではなく、離れたところにいた引率係のわたくしがいたのですから当然ですね




おかげで冒険者だけでなく勇者様たちもドン引きでした


・・・わたくしの中で失ってはいけない何かが失われたような気がします





でも仕方がありません


勇者さまたちの頭はおかしいのです


トラブルがあるのならどんな小さな芽でもつぶさないといけません


大騒ぎになったときに後始末をするのはわたくしですからね(涙)




理不尽な人間だと非難の目で見られているわたくしのライフはもう0です


なんでわたくしがこんな目に合わないといけないのか


今現在、レイプ目をしている自信があります




そんなわたくしに勇者様たちは言いました


はい


「「「「「「「「「「酷い!」」」」」」」」」」





「せっかくイベントが~」


「ここは拙者が足を振り下ろして潰すところでは?」


「いやひょいと華麗によけるところでござる!」


何人かの勇者は頭を抱えて叫んでいました


・・・異世界人は何を考えているのでしょう?





「ふっ君たちはまだ甘いね、ここは引っかかって転んで鼻血を出すところだぜ」


「そうだな、フ〇ブルネタは鉄板だよな!」


「そして後になってドラゴンを倒してガクブルさせるんだよな!」


「いや人目のないダンジョンでヤル一択しょ?」


「ここはギルドでワンパンマンして、逆恨みで少女を人質にするところであります!」


「そうだヒロインをゲットだぜ!」


「・・・嫁だ・・・嫁がくる・・・クヘへへへ・・・」




・・・頭が痛くなってきました、異世界人は何を考えて生きているのでしょう




もちろん足をひっかけようとした冒険者もドン引きです




ですが逃がしません


足をひっかけて転ばそうとした冒険者に向けてい言います


「彼らの相手をしたかったのですか?」


ニッコリ笑って聞きました




ブルブルブル


加害者予定の冒険者だけでなく、その周りにいる冒険者たちも左右に頭を振ります


そりゃそうです


明らかに頭がおかしいですからね




「最初なのでわたくしが皆様に被害が及ばなにように配慮しました


ですがこの次はないですよ?


次は速攻で逃げますからね


後始末はしっかりしてくださいね


その際には絶対に逃がしませんからね(ニコッ)」




ブンブンブン


冒険者だけでなく冒険者ギルドの職員も皆がすごい勢いで頭を縦に振っています




ふっ、勝った


そう思うわたくしは間違っていないはずです




なにせ勇者様たちの相手は疲れますからね


少しの喜びがささやかな活力です


・・・ちなみに勇者さまたちの後始末に走り回るわたくしの活力は日に20本消費するポーションです






あら逃げますの?


逃がしませんよ


ここまで聞いたのですから


明日にでも王様から辞令が届くことでしょう


雑用係2号として





ご愁傷様ですね(笑)

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