第4話:美貌と情報収集
1. 美貌の脅威
『宵凪の宿場』の広場。美少女に変化した鈴木は、道着のままの木村と三浦から注目を集めていた。
「怒りだよ(激憤抑圧)!てめぇ鈴木、仲間を見捨てておいて、その態度はなんだ!みろよみろよ!」三浦は感情を爆発させそうになる。
「ファッ!? 三浦さ、お前さ、うるせぇな。また君か壊れるなぁ。俺(私)だって好きでこんな姿になったわけじゃねぇんだよ!」
鈴木(美少女)は、可憐な声でいつもの口調を繰り出す。そのギャップが、三浦の怒りをかえって鎮火させる。
「感謝だよ(九死一生)。でもよ、女の子になったおかげでゴブリンが怯んだのは事実だ。ありがとナス!」三浦は、裏切り者への怒りと、美少女への歓喜が混ざった奇妙な感情を口癖に乗せた。
木村:「鈴木先輩!その作戦とやら、具体的に説明をあくしろよ!この異世界がどうなっているのか、まず情報収集をしないと!先輩!!」
木村の苛立ちを隠せない口調に、鈴木(美少女)は優越感を覚える。
「お前さ、木村さ、情報収集なんて簡単だろ。こんな俺(私)がいるんだから。」
鈴木(美少女)は立ち上がり、くるりと一回転した。薄い白衣がふわりと舞う。
「ファッ!? どういうことですか、先輩!」木村がツッコミを入れる。
「そんなんじゃ甘いよ、木村さ。よく見ろ。この美貌こそが、この世界で最強のチートだ。」
2. 美少女(鈴木)による情報収集
三人は、街で一番賑わっている、灯りのついた酒場へと向かった。
三浦:「おい鈴木、俺たち道着姿だぞ。目立つぞ。そうだよ(違和感絶大)。」
鈴木(美少女):「あくしろよ、三浦さ。目立って何が悪い。ファッ!?」
酒場に入ると、常夜の世界で暮らす種族や、異世界転移者らしき者たちがざわめき出した。彼らの視線は、絶世の美少女と、その隣に立つ道着姿の二人の男に集中する。
鈴木(美少女)は、戸惑う木村と三浦を従え、カウンター席に座る。
木村:「先輩、僕が聞き出しますから、勝手に動かないでください!先輩!!」
鈴木(美少女):「そんなんじゃ甘いよ、木村さ。これを見ろ。」
鈴木は、隣に座っていた顔に傷のある屈強な男に、上目遣いで声をかけた。
「あのー…やめちくり~、なんて言いませんから、この街のこと教えてくれませんか?」
男は、美少女の突然の懇願に、顔を赤くし、たじろいだ。
「ファッ!? オウ、なんだい嬢ちゃん!教える教える!何でも聞いてくれ!」
木村:「ファッ!? 効きすぎですよ!」
三浦:「歓喜だよ(即効性)!鈴木、**みろよみろよ!**これは使えるぞ!ありがとナス!」
鈴木(美少女)は得意げに笑い、男から街の情報を聞き出す。
この世界は**『残光界』**と呼ばれ、人の後悔が集まる場所であること。
この街は、年に一度の**『真夏の残り火』**という祭りの準備で賑わっていること。
祭りでは、**『白いスイカの残滓』**という、強烈な後悔の念が結晶化したアイテムが奉納されること。
鈴木(美少女):「ふーん。白いスイカの残滓ね。これが元の世界に戻る手がかりか。お前さ、木村さ、**イキスギィ!**ってくらい簡単だっただろ。」
木村:「先輩!!なにを言ってるんですか、その言葉を軽々しく使わないでください!あと、情報収集がイキスギィなのは認めたくないですが……」
3. 柔道着の評判
情報収集を終え、酒場を出ようとしたとき、三人の道着姿が、一人の異世界人の目を引いた。異世界人は、彼らの道着を見て声をかけてきた。
「おい、そこの三人。その奇妙な白い服はなんだ?」
木村:「これは、柔道着と言いまして、僕たちが修行している武道の道着です。」
「柔道だと?その武具は、この街で**『残滓払い』をしていた伝説の三人のトリッパー**が着ていたものとよく似ているな。」
「ファッ!? 伝説のトリッパー!?」鈴木(美少女)は飛び上がった。
「そうだよ(偶然一致)。**みろよみろよ!**俺たち、伝説のトリッパーに間違えられてるぜ!ありがとナス!」三浦は便乗し、調子に乗る。
木村は、その言葉から重要なヒントを得た。彼らが異世界に転移したのは偶然ではなく、誰かの『真夏の残り火』を継承するための必然だったのではないか。
木村:「鈴木先輩、三浦先輩。僕たち、伝説のトリッパーに間違えられているなら、それを利用してあくしろよ!この街の人間は、僕たちに期待しているはずです!」
鈴木(美少女):「はっ。なるほどな。お前さ、木村さ、たまにはいいこと言うな。」
鈴木(美少女)は、このチートと誤解を利用し、**『白いスイカの残滓』**を手に入れることを決意したのだった。




