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探索
もちろん悪いこととはわかってるでも気になる。
そう思って私は職員室に忍び込む。
幸い先生が1人もいない時間帯に来ているので見つかることもない。安心して卒業した人数と入学した人数を記録したものを探せそうだ。どの先生の机にあるだろう?とりあえず、手当たり次第に探してみる。でも、やはり真夜中の学校というのは怖いものだ。当たり前なもの全てが不気味に見える。
そんなことを考えてるうちに記録されたものを見つけた。何年前のだ?
字が薄れていてよく読めない。
えーっと、入学した人数が15人…
そうとは思っていたがやはりこうみるとすごい少なさだな。まぁ、田舎だし。
卒業した人数が…
1人?!
いや…流石に偽造したとしか思えないような人数だ。しかもこの1人が他の人を全く覚えてないというとこも本当なのか?
そもそも、こんなの絶対に問題になっているはずだ。そうだ、図書館で新聞を読んで情報として出てないか確認してみよう。
今の時間は…3時!
やばい早く帰らないと先生たちがきてしまう今日は帰ろう。