第二十七話激突紅魔海賊団レミリア前編 船長同士の戦い
それぞれの戦いに決着がつく前
斬夜とレミリアは語り合っていた。
「仲間が心配?」
「いや、俺の仲間はそんなに柔じゃ無いさ」
「あら幻想入りして間もないのに
えらくあの子達を買っているのね」
「そりゃ仲間信じるのは当たり前だろ
アンタはどうなんだ?」
「私達は仲間でもあり家族でもあるわ
家族を信じ無い者はあまり居ないん
じゃないかしら?」
「まったくその通りだな」
「私達も初めましょうか?」
「そうだな、、、、」
『スピア・ザ・グングニル!!』
『スペルギア解放!!』
ガキン!!!
二人は話してる状態から一気に戦闘態勢に
持って行き剣と槍を激突させる。
踊る様にクルクルと回りながら斬り合う二人。
その様子はまさに舞踏会の様だった。
「なかなかやるわね」
「アンタもな」
「貴方の運命は様々な運命と重なる
運命になってるわ」
「アンタの能力で見たのか?」
「ええ、だから面白い運命を
持った子が幻想入りしたと思ったわ」
「そうかよ!!」
その間にも剣と槍をぶつけ合う二人
斬夜がレミリアの槍を弾く。
「もらった!!」
レミリアを切り裂こうと斬夜が
剣を振るおうとした時にレミリアはニヤリと嗤う。
『スカーレットクロー!!』
斬夜が斬りに行くよりも早く
レミリアの爪が斬夜に届きかける。
それを斬夜はかろうじて剣の柄を
当てて弾いた。
「まだよ!!『スカーレットデビル』」
レミリアが物凄いスピードで斬夜を爪で
追い詰める。
それを剣技で応戦する斬夜。
「まだまだ楽しませてちょうだい」
「良いぜ、楽しませてやるよ」
二人の攻防は加速する。
「本当に面白いわね、貴方」
「さすがに吸血鬼だな身体能力が高いな」
「そんな吸血鬼に技術で追いついてる貴方も大概ね
これだから人間は面白いわ」
「本当に楽しそうだな、アンタ」
「貴方だって楽しそうじゃない」
槍と爪で斬りかかってくるレミリアを
剣技でいなし斬り込む斬夜。
そして二人は再び剣と槍をぶつける。
「貴方のお仲間が私の家族全員を倒したみたいよ」
「アイツ等なら当然だな」
「貴方の言った通りに成ったわね」
「諦めるかい?」
「まさか、どんな状況でも勝ち取りに行くのが
スカーレット家の矜持よ」
「もうアンタの能力でこの戦いの
決着もわかって居るんだろ?」
「ええ」
「どっちが勝つように成ってる?」
「でも関係無いでしょ?」
「そうだなどちらが勝つにしても
自分の思いを貫くだけさ!!」
「奇遇ね、私もそう思うわ」
「それにしても狭いな」
「来なさい、上で決着をつけましょう」
そう言うとレミリアは天井に槍を
投げて穴を開ける。
斬夜も追いかける。
甲板に出た斬夜をレミリアは甲板の上を飛んで
待ち構ていた。
「さぁここからが本番よ!!」
レミリアが光の翼を大きく広げる。
「ああ第2ラウンドスタートだ!!」
構え直す斬夜。
二人の攻防は更に激化するのだった。




