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東方海賊外英記  作者: 名も無き小説家
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第十二話スペルギア

あの出港から一週間後のブラッククロイツ号の甲板の上、

「なぁにとり、俺達の能力を集約して戦闘時に解放できる道具ってつくれないか?」

「また無茶苦茶言うね、船長は」

「でもあった方が便利だろ?」

「まぁ確かに」

「必要になりそうなんだよな」

「仕方ないから作ってみるよ」

「助かる」

そうしてにとりは船の中にある自分の工房に行く。


待っているとにとりが歯車みたいな物を持って来た。

そのにとりはさっきより軽装でリュックを背負って無かった。

「試作品で私のを作ってみたよ

この中に私の能力を込めてるよ」

「解放してみてくれ」

「わかった、能力解放コード起動

能力還元率100%セント安定

能力使用許可承認、、、、、、、」

「長い長い、それじゃ意味無いだろ」

「でもこうやって言わないと安定して能力解放できないんだ」

「そもそもその道具の名前は?」

「スペル内包試作型解放小型装置」

「また名前も長いな、、、」

「なんか名案でもある?」

「、、、スペルギア、なんてどうだ?」

「スペルギア?」

「お前達幻想郷の住人はスペルカードって持ってるだろ?さっきもスペルって着けてたし」

「確かにそうだね」

「だからそこからスペルってとってそこに、、、」

「ギアは歯車だよ?」

「歯車で動く道具もギアって言うだろ?それの型を見て思い付いたし」

「なるほどね、それで起動は?」

「スペルギア解放はどうだ?」

「うーん、わからないけどそれで調整してみるよ」

そう言ってにとりは再び自分の工房に向かう。


にとりを待って居ると魔理沙が焦って駆けてきた。

「斬夜大変だぜ!!これを見てみろよ」

そう言って魔理沙は紙を見せてくる。

そこには名前と懸賞金と異名が書いてあった。

【海賊巫女】博麗霊夢

8000万円

【海上の魔法使い】霧雨魔理沙

7000万円

【奇跡の船医】東風谷早苗

7000万円

【天候を操る烏天狗】射命丸文

8000万円

【海上を駆ける白狼】犬走椛

6000万円

【水上の天才技師】河城にとり

5000万円

【黒十字の海賊】海道斬夜

1億円

「これが海軍が私達に着けた懸賞金と異名だな」

「えらく高いな」

「それだけのメンバーが集まったからな」

「とりあえず、わかった」

「それと今決めれる範囲で役職を決めようぜ」

「そうだな、、、とりあえず俺は船長は確定だろ?」

「ああ、当然たぜ」

「早苗は船医、にとりは船大工、

文が航海士も確定だろ?」

「私は薬剤師と考古学者を兼任するぜ」

「意外だ薬剤師はキノコに詳しいからなんとなくわかるが

考古学の知識は有るのか?」

「私は魔法使いだぜ本には滅茶苦茶読むからな、それで考古学の知識も身に付けたぜ」

「それなら霊夢と椛が戦闘員か?」

「いや、霊夢はそれで良いが椛はもっと向いてる役職が有るぜ」

「なんだ?」

「見張りだよ、アイツの能力を忘れたか?」

「確かにそうだな、椛の能力ならそっちの方が適任だな」

「それに私達はにとり以外は戦闘もこなせるしな」

「あと足りないのがコック、砲撃手、操舵、音楽家か?」

「その辺はおいおいふやせると思うぜ」

そんな事を話してるとにとりが走って帰ってきた。

「完成したよ!!これは凄い発明だ!!!」

「落ち着けにとり、とりあえずまた実験してみてくれ」

「わかった見ててくれ

『スペルギア解放!!』」

にとりが叫ぶとにとりのカバン空中から出てきてそれをにとりが背負う。

「これで能力が使える」

「能力を収納する時は。」

「そこも抜かり無いよ

『スペルギア収束』」

にとりがそうとなえるとカバンを肩から外すと中空に浮き別の空間に飛ばせる。

「なんだせコレは?」

前情報を知らない魔理沙が聞いてくる。

「能力を積めたそれぞれ専用の道具さ」

「あとは最終調整だけだから斬夜達も私の工房に来てくれ」

「わかった」

そして斬夜は全員を呼び出しにとりの工房に向かう。


にとりの工房の机の上には6つの道具が置いてある

「それぞれのイメージに合う道具にしてみたよ」

「私のはまんま陰陽玉ね」

「私のもまんまミニ八卦炉だぜ」

「私のも同じヘビとカエルの髪飾りですね」

「あやや、私のは黒い羽が付いたブレスレットですか?」

「そして私のが紅葉の飾りが付いた首輪ですか?」

「チョーカーだよ、椛」

「そしておれのがコンパスか」

「本当は文のほうがコンパスが良いだろうけど、なんとなく斬夜ぽくってね」

「確かにそうかもな、とりあえずありがとうな、にとり」

「いやいや、私こそこんな素晴らしい道具を作らせてくれてありがとう

「それとこの道具の作り方を海軍にもリークしておいてくれ」

「それもいつもの勘かい、

まぁ良いけどね」

「ああ、頼む」

「それより最終調整をするから順番に来てくれ」

「わかった」

「ええ」

「ああ良いぜ」

「はい!!」

「あややや、楽しみですね」

「文さんはいつも状況を楽しんでますね」

こうして斬夜達はスペルギアを作りだしそれぞれで装備した。

この発明が後に幻想郷全土を揺るがす発明になる。


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