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Repeated Vampire  作者: 比那名居 詩乃
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007【私が守らなければ】

私の名前は一ノ瀬凰華(いちのせおうか)と言います。

およそ五年前にエクシルアお嬢様の元で

働けるようになりました。


当時の私はまだ13歳で、

学校にも行ってなくて言葉も書けなくて。


エクシルアお嬢様から

私の妹と一緒に、拾ってくれた時は

本当に嬉しかったです。


街中赤のライトと緑色の木、沢山の人。色んな物が見えた日だった。


「こんな日に何してるの?」


隣で私の妹が寝ている時に、

薄汚い私達に手を差し伸べてくれました。


「わ、私達に話しかけるな!私達はここに居るのがお似合いなんだ!」


優しいエクシルアお嬢様の手を叩いてしまいました。それでもエクシルアお嬢様は、


「こんな所で可愛らしい二人が、悲しんでいる姿を見るのは、私は嫌ですわ。マフラーを貸してあげるから、私のお屋敷に行きましょ。暖かいスープを作ってあげるわ。」


私の肩にマフラーを掛けてくれたのです。だから私はその日、エクシルアお嬢様に甘えて、


「ぁ…、お願いします…。…私の妹も良いですか…?」


「いいわよ!」


笑顔で歓迎してくれるエクシルアお嬢様に、これから尽くそうと、この日のお礼をしようと私は、従者として頑張ってきました。


ですから、私はここで負けてはいけないと思っています。お嬢様が逃げた後、私は女神の匂いがする方を辿りました。

そこに居たのは、私が一番会いたくなかった女神。それは―…。


「あれー?あの時の女の子じゃーん。こんな所で何してるのー?」


炎属性の女神だった。


「貴様は誰だ。貴様か、建物を崩したのは」


見覚えのある顔。もっと言えば、“さっき会ったばかりの人”。

空中に浮いてて黒くて長いワンピースを着ているかのような服装で周りには炎をまとっていた。


「大正解☆壊したのは私だよ〜。あと、忘れたなんて言わせないよー?さっき吸血鬼のお嬢ちゃんに炎属性の宝石をあげた店員さんだよー?」


知っている。そんな事を聞きたいわけじゃない。


「そっか〜。名前を聞きたいんだね、わかるよ〜。私も君とあの吸血鬼の名前、知りたいもん。」


凰華は一瞬心を読まれたかのように思ったが、それは当たり前の事。今更何を驚くものか。


「じゃあ、さっさと教えてくれ。私は一ノ瀬凰華だ。」


私は目の色を緑色に変えた。これは未来を見る事も出来るが、魔法少女としての魔力を貯めておくことも出来る。


「今から瞬殺で負けちゃう魔法少女ちゃんに教えてもなぁ〜。まぁいいっか。私はNo.063。女神族炎属性の副隊長を務めてます〜。ナンバーで呼ぶのが面倒なら、ムーサって呼んでねぇ〜」


炎属性の副隊長、さぞかし強いんだろうなぁ。嫌な奴と当たったなぁ…。

今朝の嫌な予感はこの事だったのか、と、凰華は自分の武器、弓矢を構えた。


「お。やる気だねぇ〜。じゃあ私も手加減なしで行くからね?」


ボソッと、女神族は技名を言った。余程、研究されたくない、負けたくないのだろう。

凰華の元に火の玉の雨が降っていく。凰華は火の玉を跳躍して交わしながら、移動していく。

そしてたまに弓を打ちながら移動。かなり困難であった。


「凰華ちゃんって運動神経良いんだね〜。惚れ惚れしちゃうなぁ〜。」


ムーサからの火の玉の雨は止まらない。

凰華は火の玉を見ながら、移動していたせいで移動する方向に建物の壁があるのに気が付かず、衝突してしまった。

そのせいで凰華は足から血が出るように右半身は殆どボロボロの状態であった。


「っ…!」


「やっと止まってくれたね〜。厄介なんですよ凰華ちゃんの移動速度。速すぎて見えないから、適当に撃っちゃって、建物の中に避難している人を撃っちゃうんだよね〜。」


「なっ…!」


建物の中に人がまだいることを不覚にも忘れていた。

私が皆を守らなくちゃいけないのに…。

凰華は後悔でしか無かった。


「それじゃあ、撃っちゃうよ〜。そーれ!!」


今まで以上に大きな火の玉。それが近づいて来る。熱い。熱い。

凰華はこういう時に貯めておいた魔力で空へと逃げた。風が右半身を擦って、より痛く感じる。


「くそぉ〜。逃げちゃったかぁ。でもまぁ…、あぁやって逃げてくれたから、ひとつ大きな“欠点”が見つかっちゃうんだけどね〜」


ムーサはそう言って、凰華が逃げた空へと一直線へ追いかけていった。


このままではまずい。そう凰華は思っていた。

魔力を使い切れば、この高い位置から落下してしまう。それまでに出来るだけ建物の屋上へ移動しないと。


そう思えたのは一瞬で。


凰華が魔力を貯める事のできる目と、首に掛けていた魔力を貯めれるペンダントを、何者かによって破壊された。


「ぅ…ぁっ……」


痛い。痛い。痛い。

目を片方消された。潰された。どう表現したらいいのかわからない。

いきなり、小さな炎玉が目とペンダントを通過した。

魔力を全て貯めておいた場所がペンダント。魔力が無くなれば私は落下。

私はその法則に(のっと)って、そのまま落下していった。

この状態でムーサの攻撃が当たれば確実に死亡。


凰華はもうこの急降下と魔力消失に諦めて目を(つむ)った。


「エクシルアお嬢様、大好きです。今までありがとう」


そう言って凰華はムーサの攻撃を受けた。火達磨になってそのまま落下していった。


火達磨になって熱くて痛くてまだ意識があった時に見えたのは、エクシルアお嬢様が皆と逃げれて安心して笑顔になっている姿だった。

あとがきです。


ムーサと打った時に、ム〇カがよく、

頭をよぎります。私だけですきっと。


詩乃さん義務教育卒業しました。


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