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ギリシャ人

 ハプロを調査して面白かったって思えるときってある種の法則を見つけたときだと思う。ハプロにおいて重要なのは、民族を構成する支配系統と構成系統は違う。これが顕著なのがイタリアとギリシャだと思う。


 ギリシャは神話が絡むのが面白い。ギリシャ神話は征服の歴史って話がある。ギリシャは欧州で多分かなり早い時期に高度な文明をきづいた地域だが、欧州の統一感にローマがあるけど、そういった国家的統一とは別に欧州の叡智はギリシャにあると思う。それぐらい欧州にとってギリシャは重要。だがこのギリシャオスマントルコに征服されて混血政策で別物になったって話がある。


 本当だろうか?結論から言うとアジア人から言えば大して変わってない。日本からDが消えたぐらいの劇的な変化は起こってない。元々トルコとギリシャって人種が似てる。トルコはアラブ人がさっぱりいない。トルコは人種的には欧州人に近い。確かに異色の系統は多いが、まあ欧州の少数派の連合国だと思えばトルコとギリシャは元々似たような人種じゃないか?と見てしまう。


 そこでややこしいのが民族の概念。それを作ってるのがR1AやR1Bになる。ギリシャはドイツと似た部分がある。先行したR1BにR1Aが混血した種族になる。だがこれによって人種が変わったとは言えないんだ。そもそものギリシャ文明ってクレタ文明になる。くれた人はJ2だとも言える。これはアラブ人=J1の亜種みたいなもので中東系地中海人と言えるようものだと思う。R1BとR1Aの関係がコーカサスで南北関係になるようにJ1が南、J2がやや北って関係になってる。


 欧州の中でおそらくギリシャは過去からJ2を構成民族したR系支配の民族構成だと思う。ドラビダとアーリアの関係と似てる。特に今でも記録として残ってるのだが、絵に書かれた衝突する騎馬民族と原ギリシャ人というモチーフで、現ギリシャ人は褐色の肌に描かれてる。黒人じゃないが多分小麦色の肌の民族だったんじゃないか?と見てる。


 そもそも欧州人らしくない民族それがギリシャ人だと見てる。トルコの重要なハプロもJ2になる。他のアラブ諸国で最大のグループJ1じゃない。むしろ原トルコのNからすれば逆に回りから影響を受けたのはトルコだと言えなくも無い。


 確かに民族的な混血は多くて支配された血のくびきの感覚はあると見てる。有名なのはロシア人とモンゴル人が混じったタタール人(これも例に漏れずトルコ系の方が優勢ハプロだが)。元々似た系統なのであんまり変化が無いと見てる。支配民族であるいかにも白人って系統は確かに薄れてしまった可能性はあるけど。


 今変わってしまったから意味が無いんじゃないか?と言うとクレタ人はあんまり変わったと思えない。相変わらず高いJ2率を誇ってる。そうなるとギリシャのJ2がトルコ系との混血で増えたというより元々多かったんじゃないか?と予想してる。そもそもギリシャってトルコと似てるでしょ?って私の推測になってしまうけど。根拠はクレタ人の特殊性。むしろトルコと混血すると、R1Bが増えそう。


 ただ形質は母方が分からないと駄目。そもそも父母一致でもまるで違うってまるでおかしくはない。余談でミトコンドリアイブの問題ってのがある。人類の母となってるけど、あれ違う直系の母に過ぎない。人類を構成する遺伝子の大半は消えたイブと同時期に生きた母親にあると見てる。これハプロ視点のトリックだから騙されてほしくない。


 ハプロってのはとどのつまりはY染色体の場合競馬のサイヤーラインと全く同じ。馬と較べるなとあるが、あれが一番分かり易い。競馬における遺伝子の扱いは、すでに消えてしまった3大血統以外の牡馬が遺伝子の最大数を構成してる。ゴドルフィンアラビアンだったかな?忘れたけど3大血統も実質一つしか残ってない状態。直系遺伝子ってだけに過ぎないので形質を決定できるわけが無い。


 んまーそれでも元々イタリアとギリシャは構成ハプロから明らかに異質な集団だと分かる。それは欧州が移動してきたR1Aによって滅茶苦茶に塗り替えられたせい。これに玉突きの様に前移動してきたR1Bが絡む感じ。


 世界中渡来ってものにいろいろ影響されてて、ハプロを見てると欧州の人種の歴史が日本と被ってみえて面白い。


 ちなみに私は渡来は無かったとは思ってない。その構成ハプロでO2系がかなり大きい存在だったんじゃないか?と見てる。前書いたけど、現代のハプログループとしての巨大さからO1B2を過大評価しすぎてると思う。これを言うと朝鮮の人は愉快じゃないだろうなと思うけど、ハプロを見てると、日本にとって本当に朝鮮人ってのは大陸人の通過点にすぎないなと思う部分。


 中継点って史観でずっと教育されてきたけど、これがちとずれてるんじゃないかな?と言う気持ち。朝鮮蔑視じゃない。だからこそ、日本と共有してるO1B2系の謎を知りたいって部分だから。縄文と弥生って大筋は間違ってない。ただハプロ的視点は遺骨からの採取が出来たら微妙に変わるんじゃないかな?とは見てる。


 私はO1B2を後期縄文人、準弥生人って位置づけで見てる。これはハプロだけの問題じゃなくて日本にとっての半島の関係の古代史の話しも絡む。後は中国の難民の歴史とも絡むと思う。他には後期縄文文化の歴史の問題。


 後半島からの大量渡来が無かったわけじゃない。ただそれがすべてだみたいになってる今の歴史観が変わるのじゃないか?と。もちろん今でも直接ルートは言われてる。ただその規模をあまり重要視してない。ただこれ問題が合って、O2の分岐年代の浅さだろうな…。ただなその辺りそれらの根拠を実際見て見ないと本当に考古学でこの分岐年代ってのはものすごく問題になってるから。


 あ忘れていたトルコにおけるR1BやR1Aの重要な構成民族で東ローマ帝国人の存在を。これはギリシャにも関係してくるけど、R1Bはトルコには3つの構成民族があってハプロじゃよく分からない部分だと思う。ハプロはあくまで一つの指標でしか無い。ハプロだけで何かを考えるのはかなり危険ってよい例となるトルコギリシャは国家だと思う。

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