表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/31

これまでの整理

 閑話休題として別の小テーマをやっていきたいが、ネタがちと苦しくなって来てる。それに何かテーマについてモヤモヤしてる。縄文はまあ片付いてる。縄文の問題はバイカル湖になる。縄文はそれ以外外に何かを求めても意味が無い。D系が独立すぎてつまらないんだ。ハプロの面白さは人の流れと時間の流れを追う事だと思う。バイカル湖説が終るとひとまずやる事が無い。縄文は元々天皇で取り上げただけで、それは弥生に突っ込む事だったんだと後から気が付いた。


 それは誰もが予想しなかったから衝撃だったから。明らかな弥生政権のトップが縄文人でかつ回りも大半が縄文人。その中で藤原氏の弥生系の出自が浮いてるぐらいだ。藤原氏はどうやらO1b2で決定で良い。それは氏神であるアメノコヤネの系列である子孫がO1B2なので疑いようが無い。どんな人かしらないが神社じゃないか?と見てる。中国の家名ぐらい信用できるのが神社を継ぐ血統になる。


 むしろ政治の表舞台に出てくる人の方が信用なら無い。利害関係が多いので、秀吉なんてその最たるものだろう。天皇から名前を貰ってしまうほど強引な事をしてる。こういうのなんて言うんだろうな。無理を通せば道理が引っ込むかと。道理ってのが天皇周りの血の歴史になる。無理を通したのが武力になる。天皇もこうやってのし上がった部分があるから怪しいものだけど。


 私は天皇家単純なシャーマン的日本観で見てない。これほどベタなことをしておきながら、結局そういった権威は出雲の方が上だと見てる。その足りない分を捻じ曲げるために物理的力に頼ったと見てる。ちょうど卑弥呼の頃に古代からの精神世界、今で言うスピリチュアリズム的な流れから逸脱が増えたと聞いてる。天皇家の勃興はそういったものの過渡期だと見てる。


 私は文系的なそういう知識論理で語るのが嫌なんだ。だからって理系的合理だけじゃ駄目だとは思ってるけど。そういったバランスが壊れ始めた卑弥呼時代の後ならもっと酷くなってると見れるんだ。そういったものに力の論理だけで土足で入り込むってのが象徴としてふさわしいのが秀吉だと思ってる。


 結局私が衝撃を受けたのは弥生がベースにあったからなんだと、何か天地をひっくり返されたような気持ちになってる。縄文に興味がある、これ違ったんだ。弥生がベースにあるから面白かっただけなんだ。バイカル湖も当然それ、南と北って対立軸が壊れたのがバイカル湖説の根本になる。しかも篠田氏の発想なら北の縄文、南(江南)の弥生ぐらい逆転現象を作れる。


 何故自分が縄文に興味が薄いか?歴史に尽きる。縄文は日本史と密接に絡まない。やっぱり弥生だ。ただ縄文を知らないと神が解けないのも分かる。何故弥生政権のトップはD系ばかりなのか?そこに宗教的2重構造を見てるから。


 バイカル湖は終ったと思う。私を突き動かしたのは驚きが嘘だったのか?これへの苛立ちだ。そのすべてはマリタ遺跡のY染色体の分析に尽きる。遺伝を絡めた考古学はすべてこれでひっくり返ってしまうんだ。バイカル湖起源説はNHKがやりすぎた勇み足が原因で、NHK発の異説は大半失敗に終わってる。


 異説じゃなくて、最新説はまあ上手く言ってるとは思う。例えば話しはずれるが、魚の進化の話がある。この系統もかなり批判されてる。その中でこれは一般に最新説を知らしめた良い話しだったと思う。淡水魚によって進化したと言う説です。ミネラル貯蔵器官としての立派な骨が脊椎動物としての基礎を作ったと。もちろん他にも運動能力があがったとかいろいろあると思います。淡水がキーです。これは今でも特に否定されて無いと思います。んまー進化論ですからね決定打は中々打てません。


 実際カルシウムが不足すると骨を溶かして摂取するような機構が哺乳類にも備わっていたはずです。不足しがちな塩は無いのですけどね。



 脱線しましたね。ただバイカル湖起源説すべてがでたらめじゃないんですよ。だから長く関わる事になったんですけどね。それは今でもはっきりした答えは分かりません。MDNAは確かに一致してるかも?って点です。答えが出ないのは何故QやRが消えてしまったのか?です。しかもRはいいとしてもQはアメリカへの通り道です。娘とか奥さんを互いに交換した?これぐらい強引な話しになります。私は敢えて答えを出さずで良いと思っています。


 実はこれもまた篠田教授なんですよね。また篠田かってなります。そうなると、南の弥生、北の縄文って世界観が見えてきます。2重モデルのこれ南北逆転なんですよ。


 何故これおかしいのか?と言うとY染色体を無視してMDNAで構築した理論をそのままY染色体にも当てはめるからです。すべてそれが問題の原因だと分かります。MDNAに対する一つ一つの分析は皆しっかりしています。なるほどと読ませるものがあります。だがそれが未だ解析されて無いY染色体におよぶとことごとく怪しげになりデータを元にした理屈より、ストーリーが優先されます。



 ただ越人のハプロがO1b2だと本当に無茶苦茶都合が良いですね。何もかもすっきりします。元は江南だが、土着に近い形になったO1b2が江南、山東省のO2から稲作を吸収して巨大勢力になった。この筋書き苦しい。今は土着説が比較的慎重な人ほど主流ですが、実際これで説明しようとするとかなり困難。明らかに大陸から稲作を持ってきた主体は別にありますから。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ