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家系図の詐欺

 さてと次は何を話そうかなと、通常科学などで素人に意見をする余地なんて無い。だが、この手のはものすごく穴が多い。書き手の大胆な発想が混じりやすい。それを単純に否定するんじゃなくて、信憑性ってのがまずいんじゃない?って区別するべきだと思うから。


 元々朝鮮から日本へって定説があったことでそれが当たり前になってたのが、遺伝子の調査でいろいろとそう単純じゃないのが見えてきた。新たな考古学発展もある。遺伝子の調査でこれはすごいなって発見は、山東省のミトコンドリアDNAの分析だと思う。何故あらすじでハプログループとだけしたのか?は母系も扱おうと思うから。


 ただし母系はあまり面白くない。ただ裏を返すと父系は面白おかしい嘘を作りやすいってのが在る。私はずっと母系をそのせいで無視してた。だが、資料として母系に頼らないと古代の遺骨の分析はまるで集まらない。そしてまさにこれが通説を破壊するような発見に繋がってる。んでそれが山東省の発見になる。長らく骨の形態で日本人のルーツの1つだとされてきた。この省地形が問題になる。半島があって、これが上手い事朝鮮半島との距離を縮めてる。この程度なら船でそれほど大掛かりなものじゃなくてもいけるそうだ。


 それでえっちらこっちら陸地沿いで半島に大陸の人が来たと言う説から主流になってきた。


 いやいやここから直接これ無い?そういう人も居て調査されてて、骨の形状からこれルーツでしょ?ってなっていた。DNAの研究がまだ盛んにナル前の事になる。私もこれ一般的なニュースとして知ってた。縄文弥生自体は形質の違いから関心があったから覚えていた。この記事がこうなるとはと。


 この結末遺伝子レベルで調査したらなんと白人種に多いDNAだと分かった。もちろん母系が面白くないのは遺伝子が少ないのでイマイチ特定がしずらいから。たださすがに白人とモンゴロイドの違いぐらいは分かる。混血とか言うレベルを超えてるむしろアジア人が混ざってるレベル。大柄な弥生人ってのがこれもあるのかな?と見てる。


 じゃ日本人白人の血が?多分残ってない…。特に直系のハプロじゃ消えてしまうのが当然だと思う。今と古代が必ずしも一致すると言えないのでこの手の話は面白い。その点日本はそういったのが少ない。だからこそ弥生縄文なんて論争が起きるんだと思う。


 逆に欧州も似たような状況でがらっと人種が入れ替わってしまってると遺伝子を見ると分かるらしい。というか文化もまとめてがらっと違う民族になってしまってるって結果が遺伝子調査から出てる。その遺伝子が属する集団が大体予想されてるから。元々考古学からそういった予想はされていた。クルガン仮説ってやつで、漫画マスターキートンでこれについて触れてる。マスターキートンは巨石文明の謎を追うラストで締めてるけど、そっちじゃない1話完結の友人の女性研究者、この仮説を立てた女性が多分モデルになってる。


 ただ思ったより遺伝子の塗りかえって面が強くて程度問題で衝撃の調査になったようだけど。


 天皇=縄文もそういった世界の常識があったから特殊例として面白さになってる。多分ある程度歴史を知ってる人は皆天皇=弥生だと思ってるはず。そういった背景から騎馬民族征服論とか出ていたわけだから。


 これが受け入れられた背景にジンギスカンがなんだかんだでアジア人好きだから。白人コンプレックスの裏返しだと見てる。そういったジンギスカン的ヒーローが天皇の祖先ってのが喜びになる。今の価値観だと真逆になってしまうけど。中国朝鮮への感情がかわったせいだと思う。


 天皇=縄文は推測の域を出ない。理由はまず子孫の調査が怪しすぎる点。この問題と後は数。日本で探せば天皇系の家系なんていくらでもある。そこから片っ端から遺伝子調査してもらえば多分信憑性がまるで違うと思う。直接天皇家を調べないでもこれで通常なら信じられる。誰だって、高い確率で一致したらおかしいと分かるから。


 中国はこれで調べて大体上手く行ってて、大失敗が孔子ぐらい。あれは何故ああも失敗するか?分からん。特にやっかいなのが、上記じ書いた山東省の問題になる。孔子の生まれは今で言う山東省になる。ありえねーだろってQって血統がでてくるんだけど、これインデアンに多い血統で中国じゃ2.3%ぐらいしか多くてもいない。ち、偽者がとなる。


 だが、ここで先ほどのコーカソイドの話が出る。中国のコーカソイドじゃどこから来たの?ってなる。それがバイカル湖遺跡を調べると、Q系と白人系のR系が出てきたんだ。ずっとモンゴル人の故地だと思われていたからそれがすべてひっくり返った。


 じゃ中国にそういった人がいて当たり前じゃない?となる。おそらくミトコンドリアの相手は混血か?それともRじゃなくて、Qだったんじゃないか?と見てる。そうなると繋がってくる。おいおいQなんて馬鹿馬鹿しい嘘と切り捨てたいが無視できないじゃないかと…。いやどーせ嘘だと思うんだけどね。特殊な地区だからな。


 これがあるからな。日本の場合、DかO1かO2、この3つに確率的になる。その辺り決定するのが子孫の遺伝子がばらけた場合難しいだろうとは見てる。正直言えば、今の天皇家も信じてない。それは権威を壊す気か?なら私それほど血に拘って天皇家に親近感や敬意があるわけじゃない。入れ替わったちゃったのもまあ歴史の一部だと認めるぐらいの気持ちはある。多分藤原だろうけどね。藤原がD系なら?んまーこれも例の研究で藤原はO1じゃないか?と推定されてる。そしてかなりややこしい問題が、奥州藤原氏がO1系だったから。ミイラ残っててそれ調べた。かなり良質な遺伝子があった。


 問題は奥州藤原氏が婿養子みたいな形で出来た血統だから。本当に権力があったのは母方の方だったんだよな。なんでよりによってあんたなんだよーって気持ち。これが道長とかなら決定打だったのに。ただ続きが合って東北はD形が多い地域。そこで権力者がわざわざO1系だった点。これが外から血を入れたって分かり易い証しかもとは見てる。中身はどうでも良くて血筋だけ欲しくて婿にしたとは言われてるから。ある程度信頼置けるかと。それでも日本で一番有名な問題のある藤原氏だと言っても良いと思う。


 話が進まんな…。いやーでも反省してる面がある。私はいい加減な土台で話すからと言ってる。面倒だし。そんでも天皇は縄文だって言い切る土台がこれじゃなとは思ってる。正直言えばもっと子孫の人のデータが欲しい。そんでも墓荒らしみたいな真似でデータ欲しいとは思わない。なんと言うか歴史的意味があってやられるなら良いけど、ハプロタイプ知りたいなってのはちと動機として弱い。


 私は古墳とか進める。だってじゃ日本史なんて教えるのやめろって言いたい。学問的な視点なら研究者であった昭和天皇なら多分分かってくれると思う。個人情報をさぐるのとは違うんだ。もちろん天皇家の所有物ならアカンが古墳はそうじゃない。ただ骨砕いてハプロを調べるってのは何かよほど理由が無いと抵抗があるな。日本と言う何か公的なものとの繋がりが無いと。最終的に外堀を埋めたらなし崩し的に認めてくれるだろうと見てるからなんだけどね。


 中国と日本じゃまるで家名への信頼が違う。その中国で孔子の出鱈目さを見て、これが日本ならと考えた時困ってしまう。データが増えるほど信頼性は高まる。だが多数決で否定すれば良いのか?となる。


 それだけ孔子のすげー胡散臭いQ系には意味がある。中国の古代史を漢民族視点で見るってのが間違ってるんじゃ無いか?って部分だから。


 藤原氏の噂話に過ぎないもので、初期の藤原氏を隆盛させる時期天皇の隠し子だから出生したって話がある。なら天皇O1かもしれないじゃないか?って馬鹿な話が出る。だがここで、万が一子孫のハプロを調べていて、O1が出てしまったら?ああやっぱあの噂話事実だったんじゃないか?と、他の連中が偽ってるかもしれないと。


 いやいやと、そこで藤原氏が奥州藤原氏だからなと、別の子孫でDが出たとする。ああやっぱりDじゃないかとなる。弥生縄文ってこの視点がかなり不味いんだ。私の中で当事者の中でおそらくそれって大事じゃないと見てる。半島と日本に大きな国家が出来てからのスタートになる。その前って渡来って発想はあったのか?と見てる。何故ならずっと日本はそうやって渡来で前の民族に新しい民族がくっつくって歴史があって、突然それを弥生だ縄文だと区別するのが可笑しいんだ。


 じゃ何故天皇家は縄文と戦ったのか?となると、そりゃ弥生と混血しすぎてもう分からなくなってるから。天皇はおそらく自分の出自をある程度は知ってる。ただ問題はそこじゃない。それを2つのグループに分けるって発想が現代的過ぎる。


 天皇体制にたてつくものの形質が全く違う。これを利用しただけじゃないか?と見てる。天皇はおそらく出自は知ってても、過去の先祖の形質がまさか今たてついてる連中と同じだと微塵も思ってないだろう。そこに問題があると見てる。九州と言う出自の前は彼らと同じだ。この発想が多分無い。これは当然だと思う。中国も神話があってそのあと家名と繋がる。だが神話の問題は人間がアフリカ人だと言うのは知らないから。皆同じ同族じゃないかとならない。


 縄文と弥生ってのは、今の歴史感覚で見てるせいが大きい。


 藤原と天皇の両方とも弥生だし縄文だと言いたくなる歴史的材料は揃ってるから。それぐらい、この問題ってすっきりとはしない。でも天皇が縄文だが崩れるとすべて崩れる。弥生を扱うのが面白いのもそこがある。天皇家の2重構造によるゆがみみたいなものが歴史の複雑さになってるから。


 確かに当時弥生と縄文って発想は無い。だが天皇家は自分の出自を知りながら東北を別の部族だとして攻撃してる。これに関して謎。私が推測するに、天皇系のシャーマンと東北には一切繋がり無かったとしか思えない。出雲は同様に縄文っぽいのに自分と同族だと認識してるから。縄文的シャーマンネットワークがある。これは弥生的じゃない。


 何故ここに別血統である藤原氏が入り込めたのか?だからこの2族のハプロの違いがものすごく重要になる。


 おそらく東北と繋がって無いか?過去繋がっていたけどそれを忘れてしまったのが考えられる。それとも宗教的ネットワークは西日本だけしかなかったかもしれない。


 氏族神って先祖崇拝の究極の形になる。これどの民族にもある。だが縄文的アミニズムから自然に出るものとしては弥生のそれは異質なものがある。洗練、またはやりすぎ拘りすぎの部分がある。その発露が古墳だと見てる。行き過ぎてるってのがすぐに分かる。それを私は大陸的だと見た。


 だから天皇は縄文である必要が合ったと見てる。古代血統は藤原以外そんなに弥生居ないと思う。意味があるから。じゃ何故藤原は?これは藤原氏の先祖がアニミズム的意味で日本土着の物じゃないのでないか?と見てる。物部氏がわかりやすいけど、妖怪を見れば分かるけど、日本の妖怪でモノのつく妖怪が多い。いわゆるこのモノってのはもっと複雑だと思う。もののけ、もののふ(物部氏が軍事担当だったので単純だと思うけど)、日本はモノにかなり複雑な意味をこめてる。ただ単純に人工物としてのモノの意味もある。藤原氏は物部氏と仲が良かったのでそういう関係だったのじゃないか?と見てる。古来から日本にいるシャーマンである必要が無かったと見てる。


 これは本当に詳しくは無い。藤原氏が古来からの神の一族だからおかしいってのは私は現代的な縄文弥生の単純な見方だと思ってる。考え見れば稲作がすべてのベースにあるので、その土台が新しいので縄文のままのわけがない。でもじゃ逆に何故天皇が縄文なのか?の矛盾が出てしまう。そこが2重構造なんだろうなと見てる。


 どのみちいつも外から来たモノノをジャパナイズするか、日本のものに外から来たものを継ぎ足すか?ばかり日本はやってきてるので、それだと見てるのだが。


 弥生と縄文ってのに私も拘ってるじゃないか?なら違う。ハプロを絡めて話してるだけで、それがなきゃそんなに大事だと思ってない。ようは私達はその発想で見るから藤原氏が怪しく見える。藤原氏が半島から送り込まれたエージェントだと思ってるような陰謀史観がある。これを纏めて、天皇を含めた侵略者って見方がある。形を変えた騎馬民族論になる。


 ハプロが2大勢力による戦いの様に単純化されてしまう。おそらく私は天皇の異質さはそれまでのシャーマン的宗教集団と、武力がどっちも突出したもので構成されてるせいだと見てる。


 現代的視点で力の論理で見ても良く分からない。だが神話的な視点だけで見ても良く分からない。見てると私は一つ一つ合理的で、意味不明な点がすべて神話的なものに繋がってるとなってる。こりゃどっちも見て決断を下してるな?と見てる。そこから出る結論は、神話的体系の中でインチキ臭い力の論理だけで藤原氏なんて存在できない。


 フィクサー的な藤原氏だが過去はもっと素朴な面を見せて宗教的な面と合理が結びついた流れで失脚してる。簡単に言えばある時期まで藤原家は宗教的権威以外たいした力のある家じゃない。だから失脚したんだ。それゆえ力の論理で日本に入り込んだようなぬるい血統じゃない。これは日本の土着の部族長だと見たほうが良い。


 ここでやっと弥生に来る。弥生=O1はもっと早い時期に日本に来てたのじゃないか?と結論になる。ある時期から日本は渡来と神話族を分かるようになった。だから日本は出自を重視してる。その時期を誤魔化すのは多分有力氏族ほど無理なんだ。だからこそ、多くの歴史を縄文史観で見て知る人は藤原O1に納得できないんだ。


 今弥生と縄文は形質で判断されるが、多分それが違う古代の人が私達に似た感覚でそれを見てるのは渡来って見方にある。ある時期から突然日本は渡来と見始めたんだ。弥生は渡来であって血統じゃない。それが私がハプロで軸にしたいテーマとなる。


 ある意味私は天皇は弥生系であり縄文系だとも見てる。遺伝や遺伝形質で見る発想がそもそも白人とかかわることが増えた明治以降の発想が大きい。


 そもそも母系的に見れば男子血統なんてどうでも良い。それを定めたのが藤原氏だから全く困ったものだが。おそらく親族なんだ。ただし、強い大陸的価値観を同時に含む天皇の回りは男子血統的発想がきちんとある。その点古代的な母系社会で単純に見るのも違うと見てる。


 藤原氏は調べてみると伊勢神宮の祭祀を取り仕切るとある。これはややこしいな…。ここはアマテラスなので天皇の氏神になる。ほぼ例外なく日本の神主はその氏神の血筋の人間になる。なら天皇の親戚と見る。


 うーん…。渡来にねじ込まれたか?と疑いが出るのも当然か。いや一応例外になる。この天皇の部分強く弥生的合体があって、ひょっとしたら母系的なつながりの親戚が祭祀職になっただけかもしれない。むしろ天皇が縄文なのが不自然なのだから。それぐらい稲作と関係してる。日本の太陽信仰が何に由来するのか?がとんでもなく複雑なのかも。通常世界の神話で太陽信仰になるのはすぐに分かるのは農業にナル。当たり前だろう。ただすべてがそうなのか?と言うとうーん…。


 農業を主体とした民族になるには、太陽神が最高神だと都合が良いし、これは大陸的というより農業民族らしいって言える部分がある。どの原始宗教でも太陽は神になりやすい。だが、それをトップとして体系化するのはまた意味が違う。これには農業民族の性質が出やすい。騎馬民族や遊牧民はあんまり太陽神が最高神で無い場合がある。


 それにしても日本の中でこれは異質だ。多分氏神信仰が絶対視されるようになって制度化したのは後じゃないか?と思う。藤原氏が元々は縄文系であった可能性はある。それは弥生が問題なんじゃない。天皇の親戚以外がなる職だと思えないから。


 ハプロで重要なのは、神社が多い。神社の血統は有名ならかなり信頼できる。そして大体歴史どおりの結果が得られる。整合性があると言うことになる。物部氏のせいで思い込んでいたな…。物部氏は職能集団が仲間に多かった。これで勘違いをしてた。摩り替わったか?または、O1血統が氏神がかなりしっかりする前に入ってきたとしか思えない。


 元々私が提唱してるんのはそこだから。稲作と渡来=弥生ってのがおかしいと見てるから。その軸に藤原氏を置いていた。しかし少しこれは路線が違うな。予想より早い時期じゃないと困る…。


 シナリオをしてはこうなる。O1=渡来はそこまで厳密じゃない。結局渡来ってのは明確に遺伝形質に骨から影響を与えたから言われるようになった。でも少人数で入ってきたらそんなのわかるわけが無い。そういった弥生と言われる時代の前からO1は入ってきてるだろう?てのが私の自説なんだ。


 藤原と天皇という日本の歴史そのものの2大血統がルーツが違うってのが面白さになってるから。後の時代渡来として区別したのに何故藤原はそうならなかったか?それはそういった発想とは違う時代にすでに来ていたと見てるから。


 多分天皇家は田舎の人間だと思う。北九州こそ当時稲作の中心だったと見てるから。そこにいつのまにか入り込んだ日本にすっかり馴染んだ半島由来の北九州系の農業指導者、藤原氏の祖先をそんなふうに想像してる。それにとって今の常識が都合が悪いのは、渡来が明白になったかなり前からO1は入り込んで溶け込んでいたって見方になる。


 研究にルーツは九州だという指摘があったので、それでべたに信じてしまってるわけだが。半島の人が由来を感じさせずに自然に入り込むとのと、そこから有力親族になるを仮定すると中心の北九州じゃなくて田舎が都合がいいから。もちろんルーツは九州と特定しただけで、宮崎とは言って無い。だがまあ古事記をある程度信用できるのじゃないか?と。


 ハプロの系統と地域分析は元々故地を探すため利用されることが多くてある程度信頼してる。渡来系があんまり分かり易いと神話として残ってしまう。ああだけど、なんか素性が分かる形の氏神じゃない。うーん何故伊勢神宮の祭祀を任されたか?が逆に分からん。この辺り私は不勉強なので、そのあたりはそういったマニアックな楽しみを期待してた人には申し訳ない。


 私には他に氏神となる神社を持ちながら伊勢神宮を任される事の意味が分からない。これは天皇のシャーマンとしての仕事が多分分かって無いからだと思う。例えばこれが神社と関係ない祭祀なら幾らでもある。そういったものと同じだとすれば別に不勉強な私でも分かる。アマテラスの岩戸の神話と深く関係する神なので伊勢神宮なのかも。


 「アメノコヤネが祝詞のりとを唱え」となる。だからかもしれない。なるほど、神社を管理する仕事じゃなくて、伊勢神宮での祭祀をする仕事って意味が分かった気がする。それはそれで天皇の一族なんだろう。


 これはアミニズム的シャーマンと関係ないな。私が理想とする縄文文化に関係なくぶち込める都合の良い神の一族だ。一言で言えば神の存在が抽象的なんだ。嵐とか雷とか雨とかああいうわかりやすいものじゃない。んわーなんと複雑な雷神的な面を持つ系統を1つまとめにしてるようで、すげー複雑。やっぱ神話に拘りすぎるのは良くない…。


 雷を無視するなら、間違いなくこれ、農業神だと確信が出来る。天岩戸の神話が太陽を復活させる話だから。農業においてこれほど重要な事は無い。元ネタが日食なのか?四季なのか?は分からないけど。


 おそらく農業関係だろうと見ていた。稲作関係の技術者系の血筋かと見てて。それとも古くから農業関係の祭祀をやっていた可能性がある。ただここに雷がかかわってるのが難解にしてるが、これ以上は神話マニアじゃないと踏み込めないと思う。


 私は、稲作に変化する流れで追加された新しい神様の系統の出自だろうと見ていた。だから縄文にすんなり入り込めたと。元々あった系統を新しい神話体系で刷りかえるなんて聖書がそもそもやってる。バアル神とヤハウェの関係とかとそんな感じだと思う。ただ1神教と多神教はそのあたりが全く違う。そこはギリシャ神話の方が似てると思う。


 ただそれらと決定的に違うのは、元の神をおそらくすごく大切にしてると見てる。そうじゃないと縄文系の天皇家が何故とはなる。


 ただ天皇はシャーマンの家じゃなかったかもしれない。縄文系原始稲作でのし上がっていつのまにかトップになっていた可能性もある。それと言うのも天皇は縄文でも弥生でもどっちでも良かったと私は見てるから。大事なのは縄文の血筋が当たり前の様に組み込まれる流れだったから。後はサイコロを振るだけで良い。


 今からは創造できないが、当時はD,O1以外の血統がかなり合った可能性がある。そういったものをサイコロを振るように残っただけの血統、それが天皇である可能性も高い。


 このシナリオにただ1つ都合が悪いのは、大陸半島渡来による血族集団だから。当時別系統が今あまり残ってないのは、それが原因だと見てる。混血しなかったので、イマイチ残らなかったと見てる。


 ただ大陸系のハプロで、劉邦と近くないハプロが実は多い。例えば秦の血統が有名。大体大きく分けて4パターンある。どれでもないO2血統。劉邦の血族血統。これは征夷大将軍の阿部氏などが有名。これは今の総理の安部氏とは違う。一説にはこの名前から名前だけ頂いたとの説もあるけど。安部氏は謎の血統なので良く分からない。東北はいろいろ扱いにくい。その子孫だという安部総理も胡散臭いけど…。


 後は秦の始皇帝の血統といわれてるO2a2b1a1aの系統。2bここがポイントになる。2Aもあてそれらはまとめて一つにされてる。だが2C系ってのがあって、これが何故か数が多い。このデータはかなり適当なものから持ってきたので当てにならない。ネットでサブグループのハプロが無いか?と探していたらポツンとあった。信憑性はさっぱりだ。ただ妙にこの2Cと言う系統に説得力があったので信じてしまった。この系統の下位系統とあわせて日本最大のO2血統は実はこの系統なんだ。


 この系統が何者か分からない。だから私は、ひょっとしたら、これが稲作を運んできた渡来人なんじゃないか?と見てる。


 えええーO1じゃないの?いや半島由来じゃなくて、大陸直接ルートというのがあって、これがO1だってのはかなり適当な学説なんだ。私はこれの真実を解き明かすために動いてるのがテーマであって、それで神話もある程度かじっただけなんだ。本来はハプロこそが軸になってる。


 神話はある程度、古い血筋じゃないと信用されないベースが合ったので渡来は不味いじゃないのか?と見てたから。いやもっと言えば、渡来ぐらい分かり易いのが都合が悪いんだ。古事記を作った時期を考えると渡来時代はすでに古いんだけどね。ただ日本の氏神進行を見てると、その人のルーツと関わってるようなものが多い。渡来はそれが限定されちゃうから都合が悪いなと。出自が分かり安すぎるのは神話性を帯びないんだ。


 ただこれ問題がある。この2C系列ってハプロの時代が後なんじゃないか?と見てる。何故遺伝子の時代に怪しげなO1一辺倒の論が展開されるか?と言うと、O2系の渡来人は遺伝子のこっちにきた日本特有の子孫のバリエーションが少ないらしい。これは当然、ハプロタイプが長い記述になるほど今の変異である事になりやすい。変異がないままの人達も要るという事だから。中国のものと比較しやすい。それでこっちにきた年代が推定されてしまう。


 例えば明の朱氏の子孫が日本に来たとして、中国で始祖みたいのが特定されていたとする。じゃその血統より下なら明が始まった時代よりしたとすぐ分かってしまう。有名人が居たらそく系統の中にアウトだ。中国はこういうの熱心に調べているので豊富なデータがある。そこから決定打があったわけじゃないけど、実際調べようと思えばある程度出来る。


 この2C系が弥生時代の渡来人だとするのはちと苦しいなとは思ってる。ただ当時漢がまだ成立して無いから劉邦の血統よりはこういうのが信頼できるから。日本に劉邦の血統が多いのは、王族がそのまま来た話しが多いから。後は単純に劉邦の遺伝子をもつような人が後の時代だと増えているから。劉邦の血統が確実に増えてるとナルト古墳時代ぐらいまで待ったほうが妥当だと思う。そうなると日本にいる血統は、大体日本が歴史を残すようになった時代の人の子孫って話しになる。とてもじゃないが、弥生時代の渡来人としてふさわしくはない。


 2c系の2番目に多いのが劉邦の血統であるが、弥生時代の渡来人の候補としてふさわしくない。


 根本的にあの時代の朝鮮系以外の渡来人残ってないのじゃないか?とは見てる。結局、O1系が長江から移動してきたってのは私は決定打とならないと見てる。


 そこで弥生系が面白くなる。じゃこのO1系って何者なんだ?となる。それがミステリーだと見てる。長江から朝鮮にコメの技術の伝播があったのは間違いない。だがそれが土着のO1系に吸収されただけじゃないか?と私は見てる。当然混血もある。だからこの劉邦と違う系統の2C系に注目してる。2C系って多分意味分からないと思う。正直長くて書く気しないのと詳しいの忘れた…。


 O1とはどんな人達なのか?これは実は私は本当はミステリーだと見てるんだ。長江系の弥生人が移動したって説は違うと思ってて、じゃ土着の大勢力が合ったのか?と言うとこれも怪しいと見てる。


 そこがハプロの罠だと見てるんだ。長江系との混血が数が少なくて移動とともに薄れたのじゃないか?と見てる。


 何故神話の中にコメを軸にした濃い渡来人の神話が無いのか?ここがO1はコメとともに大きくなっただけで元はちんけな半島に流れ着いた民族なのではないか?と予想してる。


 長江移住説が否定してる人達は、半島にO1の巨大勢力が合ったと見てる。私は見てない。根本的に長江系の先進民族が薄まってしまってるので大きな存在にならないと見てる。


 時間を掛けて徐々に発展したのじゃないか?と見てる。それゆえに、数が少なかったので形質の変化がなったと見てる。遺跡から朝鮮でどくじに発展してるのはもう分かってる。ただその担い手がどういったハプロだったのか?これがどうもあやふやなんだ。混血は間違いなくあるだろう。コメを育てるのはそれだけ簡単に教えられないから。


 ただ何故今O1移動説が下火なのか?と言うと江南付近のハプロが全く違うから。でも古代は違うのでは?そこになる。逆に言えば、確定的な根拠も無い。なのにO1移動説が一人歩きしてる。それを単純に批判するのが趣旨じゃない。


 突然弥生時代に巨大なO1と言う存在と混血していったってのが胡散臭いと見てるんだ。じゃ何故渡来が弥生まで発生しなかったのか?


 そこが、直接ルートの増加じゃないか?と見てる。渡来といわれる弥生人はO1以外が多量に含まれていた可能性がある。O1が日本で多いのは、弥生時代の前までにすでに九州に根を下ろしていたからじゃないか?と見てる。それが藤原の祭祀職と繋がると見てる。O1の無視できないほどの数はいわば縄文人である可能性がある。朝鮮から渡来で入ってきてるのは間違いないので、O1の弥生時代の渡来は無かったとは思ってない。


 O1と縄文は、大陸との距離の関係で先端技術の影響に差があったのと、O1の方が稲に特化して進化したのでそれが差となって渡来って現象の力差が起きたと見てる。だが根底にはO1は渡来までは大きな差が無かったのじゃないか?と見てる。


 だってコメ作りの先端はやっぱ大陸だったから。この力関係が重要で、それゆえに縄文である天皇が中心になれたのではないか?と見てる。


 それぐらい天皇のハプロって重要にナル。普通に考えたら古い文明の中に居る縄文人がリーダーになるって変だから。


 あくまで先端の競争の中で、大陸との位置関係で常に先を行かれるおいつけない後進国だって程度の違いだったんじゃないか?と見てる。大陸由来のコメつくりを基本とした国家体制で、日本の土着の王様がトップになってるってのが不思議といえば不思議だから。それはシャーマンってことですべて誤魔化すのは良くない。


 そもそもそこがシャーマンの力関係なら同格かそれ以上の出雲を支配したのがその証しだと思ってる。武力+シャーマンにもう一つ言うなら、天皇の武力を支えたのは農業を軸とした国力の差じゃないか?と見てるから。ここにシャーマンとしてのトップが絡んだすげー複雑なものになったと見てる。どうも見てると思ったより物知的視点で合理的だから。そこに非合理で理解できない神話体系の合理が絡んでるから。


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