始まり
僕は友船ひろし、アニメやゲームが大好物の高校生だ。
僕はいつも通り家の中でアニメを見ていた。
今は夏で外に出ても暑いだけだと周りから見ると完全にニートの様な状態だがそんな事も気にせずにアニメを見ていた。
そして次の日、
「あぁ…アニメの見すぎで眠いし目が痛い」
目の痛さと眠気を何とか抑えながら学校へ向かう途中に、何やら不思議なものが落ちていた。
「ん?なんだこれ…」
見るからに拾ったら何かありそうな形をした石が落ちていた。
「色も変だし…なんだこの形は…アンモナイトの化石か?」
色は七色に光っていて、さらに渦をまいているような形をしていた。
「これは何かありそうな予感だ!」
アニメやゲームが大好きだったひろしはこれ以上ないワクワクを胸に学校へ行った。
そして学校、
「何かおこるかな?起こって欲しいなぁ、例えば急に異世界に飛ばされるとか…」
そんな非現実的な考えをしながら学校で授業を受けた。
そして学校はいつも通りにそんな非現実的な事も起こることもなく終わった。
「なんだ…何も起こらないじゃないか…にしてもこの石なんだ?」
そしてその石を見ながら歩いていると電柱にぶつかった。
「痛てぇ!くそぉ不覚だった!」
などと言いながら帰っていると分かれ道にきた、するとひろしは何か違和感を感じた。
普通は左に曲がるのだが、ひろしは右に行った。
そしてしばらく歩くと、体が沈み始めた!
「うわぁ!なんだこれ!誰か!誰か助けてくれ!」
ひろしは完全にパニックになった、なぜならひろしの体はコンクリートに飲み込まれて言っているのだから、
そして体をすべて飲み込まれたひろしは、死を覚悟した。
「僕は死んでしまうのか…まだ色々見たいアニメがあったのになぁ…例えば北〇の拳とかラ〇ライ〇とか…」
そんなことを思っていると、体が軽くなった。
気がつくと目の前にはとても大きな木と見渡す限りの草原があった。
「おぉ、なかなか緑が綺麗なところじゃないか」
と、ひろしは言った。すると目の前にすんごい光を放ちながら何かがきた
「な、なんだ!」
と、ひろしが叫ぶとその光はだんだん収まるとそこには綺麗な女の人が居た。
そしてその女の人は言った。
「私の名前はハクア、これから貴方にはとある世界を救ってもらいます。」
と、ひろしに告げた。
するとひろしは、
「何だと!こ、このシチュエーションは僕が人生で一番あってみたいシチュエーションじゃないか!」
と、言うとハクアは少し苦笑いと引き気味になりながら
「取り敢えずその世界に転送するのでそこにいる魔王を倒し世界を救ってください」
そしてひろしは、
「ヒャッハァァァァア!魔王退治だァァァ!」
と叫びそのままハクアに転送された。