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ネッ活!!  作者: あおり〜蒼緑〜
1/1

ネッ活!! プロローグ

夢を見るんだ。名前も顔も知らない人を、愛する夢を。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ピピピピ!ピピピピ!!


「んーっっっ、あぁぁ!!・・・もう朝か。」


月時(つきじ) 奏翔(かなと)。俺の名前だ。


「久しぶりだな、この夢・・・」


今は朝の10時。ちなみに金曜日だ。

そして俺は中学生。普通なら学校に行っている時間だ。しかし、俺は訳あって学校に行くことを拒否している。別に学校が嫌いなわけでも、いじめられているわけでもない。


俺には"やりたいこと"がある。

それだけだ。


そのやりたいことってのは・・・


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「・・・ーい、おーい・・・、起きろ!!」


「はっ!!」


「授業中に寝て、さらに変な事をペラペラ言うとは・・・ある意味すごいぞお前。ある意味。」


「えへへ。」


「えへへ。じゃない!月時は今日の放課後、教室にのこること!楽しい楽しい補習を用意しとくよぉ☆」


「・・・へーい。」


我ながらすごいと思う。夢の中で夢を見れるのだから。


そう。やりたいことのために学校休んでそれでもなお、かっこつけられるような俺ではない。


俺の名前は月時奏翔。夢の中でなぜ俺は自己紹介をしていたのだろう・・・(笑)

・・・いや、今もか。


そして、普通の世界に生きていて、ごく普通の中学生と同じような生活を送っている。

・・・一部を除いて。


「あー!異世界転生とかしないかなー!!」


「うるさーい!!」


「あ、ご、ごめんなさい・・・」


しまった。まだ授業中だったか。


(うぅ・・・眠い・・・)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


キーンコーンカーンコーン♪


「ありがとうございました・・・」


「今度は寝るなよー」


やっと補習が終わった。・・・っ、宿題増やされた。


「あーあ。もうこんな時間か・・・今日も"録れない"かな・・・いや、急いで帰ればまだ間に合う!!」


テニス部で鍛えた体は人並みに体力はある。

全力で俺は家まで走った。


「はぁ、はぁ!着・・・いた。」


急いで家の中に入り、自分の部屋へ向かう。


「ただいまー」


・・・


「そりゃ、そっか。」


自分の部屋に入った俺はカバンを置いて、手を洗いに行き、そして、


ヘッドホンを着け、マイクの前に立つ。


「wow、wow〜!」




そう、俺は【歌い手】なんだ!!



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