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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
65/171

紅。

紅い視界

絶望した世界

僕が嫌った世界


赤から黒へ

黒から紅へ

どす黒い紅へ


紅く血走った両のまなこ

毛細血管が浮き出て

泣きはらして

充血してしまって

錐体細胞は赤色だけ


この世界に何を望めばいい

この世界の何を臨めばいい


紅い世界

海も空も

僕の目には

紅く見えてしまう


重症なのかな

疲れ切っているのかな


違う


仮に世界を壊しても

壊せたとしても

変わらないんだと思う


僕の望んだ色

青色にはならないんだろう


真っ赤に燃えた世界

業火に包まれて

燃えてしまえ

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