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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
59/171

鋭角。

鋭く研いだ刃先で

目標の物を狙った


今日までずっと

研いできた刃


今日までずっと

磨いてきた刃


鋭さと切れ味は

いつも以上だ


何でも切れるさ


けれど


その物体には

刺さることすらなく

パキンと

中心からのヒビで


真っ二つ


おいおい

お前の自慢の鋭角刃

切れ味はよくても

脆すぎないか


周りが笑い

蔑んで

野次を飛ばしてきた


鋭くあれ

ただ鋭く

鋭く


鈍くなったなら

何回でも研ぎ直して

切れるように

刺さるように


鋭く

ただ鋭く

鋭角刃を求めて


それが強さになると

疑いもせずに信じて

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