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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
58/171

遺景。

見れなくなった景色は

誰の心でしょうか


見なくなった景色は

僕の心でしょうか


いつの間にか

亡くなっていた

貴方の心はどこですか


儚くも

美しい

知っているよ


遺景いけい

美しく

果てなく


旅をしていた

心を見る旅を


海山川

どこにだって行ったさ

君の心も見たけれど


誰も彼も

儚く脆い

脆弱な景色だ


もっとも映えて

もっとも美しく

もっとも儚い遺景いけい


命の灯火が

消え入る瞬間に

見ることができた


儚い命が

消えていって

心電図のビートが

一直線に刺した


命の降る遺景いけい

最後の最後で

見られるかな

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