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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
53/171

君は。

君は僕を置いて

どこまで行くんだい


一緒に並んで進んだあの時は

幻想だったのかな


いつからだろう

君は僕の先へ行くようになった


君は僕が進むよりも早く

その先へ進んでしまう

どうしても追いつけない


君が立ち止まるところは

君にとってどう見えているのかな

僕にとっては

険しい崖のように見えるよ


君が駆け抜けるところは

君にとってどう見えているのかな

僕にとっては

不安定な足場に見えるよ


君には追いつけない

君と僕との差は

広がることはあっても

縮まることはない


僕の方が遅いんだ

僕は僕のペースで行くよ


だからほら


僕なんかに構ってないで

先にゴールしてくれよ

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