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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
52/171

深淵。

被ってきてないか心配。

底の見えない穴

限りのない絶望


深淵しんえんの端で

一人立つ


どうやって登るべきか

どうやって這い上がるべきか

考えることは忘れた


上がっては落とされ

下がっては引きずり込まれ

地上にはもう出られない


深淵の端

一度入ったら

二度と出られない

奈落の底


暗く寂しく

落ちてきた人を足蹴あしげにして


自分勝手に

上へ上へと


いつかは


足蹴にした人の高さで

自分が蹴落とした人の高さで


自分を突き落とした地上の人に

妬ましい勝ち狼共に


届くかな

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