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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
33/171

影、光。

ついさっきまで見ていた夢をそのまま書いてみました。僕は影(=鬱)でしか生きていられないのかな、とか思っていたり。

光は多分、例の勝ち狼たちの世界かな、と夢の解釈。

知らない間に

出口のない迷路に突き落とされていた


背後から影が忍び寄っていた

正面からは光が漏れていた


出口はないはずなのに

どうして光が見えるんだろう


普通なら光へ走るのに

僕は足を踏み出せずにいた


光は主役

勝ち狼人生の主役


影は脇役

負け犬人生の脇役


君はどっちなんだ


声が聞こえた気がした

勝ち狼の声によく似ていた

僕の友人の勝ち狼に似ていた


僕は


黙って踵を返した


光の中にいたら

僕は灰になってしまう


光の中にいたら

僕は失明していまう


影の中

暗く黒く

何も分からない黒世界


その中で僕は腰を下ろした

影の中は冷たく


同時に温かかった

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