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影、光。
ついさっきまで見ていた夢をそのまま書いてみました。僕は影(=鬱)でしか生きていられないのかな、とか思っていたり。
光は多分、例の勝ち狼たちの世界かな、と夢の解釈。
知らない間に
出口のない迷路に突き落とされていた
背後から影が忍び寄っていた
正面からは光が漏れていた
出口はないはずなのに
どうして光が見えるんだろう
普通なら光へ走るのに
僕は足を踏み出せずにいた
光は主役
勝ち狼人生の主役
影は脇役
負け犬人生の脇役
君はどっちなんだ
声が聞こえた気がした
勝ち狼の声によく似ていた
僕の友人の勝ち狼に似ていた
僕は
黙って踵を返した
光の中にいたら
僕は灰になってしまう
光の中にいたら
僕は失明していまう
影の中
暗く黒く
何も分からない黒世界
その中で僕は腰を下ろした
影の中は冷たく
同時に温かかった




