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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
28/171

まがいもの。

これは想像かもしれません。少なくとも僕の体験ではないです。

彼から渡されたものは

ボロボロになった地位


権力として振るっても脆く

地位として振るっても砕ける状態


使い物にならないモノ


信頼もなく

権力も低くなり

使い勝手が悪い上に

元に戻すこともできない


元の鋭い剣は

今や廃れた剣

錆ついた剣


こんなものは要らない

まがいものの地位なんて要らない


僕がその地位を持つと

決まって堕落していくんだ


彼がその地位を持つと

決まって昇進していくんだ


僕なんかが持たずに

僕なんかに渡さずに


ほら


あっちの格好いい彼に持たせなよ

あっちの格好いい彼に渡しなよ


格好いい剣は

格好いい主役が持たないと

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