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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
23/171

笑えない。

これ今日の実話だったりします。

ある日からぽつりと

笑えなくなった


口角を上げることはできるけど

声を上げて笑うフリはできるけど

心からは笑えなくなった


面白いとは思う

楽しいとは思う

けれど笑えない


口角が釣り上がるだけで

変な声がでてくるだけで

全然笑えないんだ


怒っているのかと訊かれた

僕は違うと答えた


面白くないのかと訊かれた

僕は違うと答えた


疲れてるのかと訊かれた

僕は多分そうだと答えた


笑えなくなった理由

自分でも分からないけど

無意識中に色々と

溜め込みすぎたからかもしれない


けれど

それを分かってくれる人は少ない


ただ無表情が格好いいとか

思ってると思ってる馬鹿どもしかいない


本心から言おうが

完全に信じてくれない


笑いの絶えない勝ち狼

負け犬はその表情を見るたび


強い不快感を覚えるんだよ

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