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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
2/171

理不尽な世の中で

世界の理不尽について簡単に書きました。内容的にはエッセイかもしれませんが、形式的には詩です。

埋まらないのが才能の差、報われないのが努力だと思います。

理不尽な世の中で僕は


部屋の片隅で喚き散らし

世界を酷く憎み


深く絶望し

心から快楽を想い


抑えられない憤怒を覚え

浅ましい嫉妬を忘れ


強い殺意を抱き

弱い精根を失い


止まらない衝動を押し殺し

沸き上がる欲望を撒き散らし


唯一の正気をなげうって

新たな狂気を育み


その号哭は止まず

その慟哭は響き


視線の先には死線が在り

幸福の先には報復が在る


鋭く在れ

時に鈍く在れ


黒く在れ

時に白く在れ


愚鈍で在れ

時に明細で在れ


馬鹿で在れ

時に阿呆で在れ


理不尽なこの世に

何の理由も無かれ


理不尽な人の中に

何の詫びれも無かれ


理不尽な全てに

何の希望も無かれ


埋まることない才能の差に

絶望を感じ


報われることない努力に

非情を感じた

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