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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
16/171

泣いたところで。

何か最近、ふとした瞬間に無気力感が溢れてきます……。

泣いたところで

どうにかなるわけではない


泣いたところで

誰か助けてくれるわけでもない


一日中泣いていても

誰も何も

進歩することはない


一週間泣いていても

誰も何も

理解してはくれない


一年中泣いていても

誰も何も

手を差し伸べることはない


透明の血で

枕を濡らしても

何にもならない


透明の血で

抗議しても

何にもならない


生まれるのは

虚無感と

情けなさだけ


泣いたところで

誰も何も

分かってくれやしない


だから


本当に泣く時は

生まれた時と

親が死んだ時だけだ

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