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次。
だらだらと続くくらいなら
次なんて要らない
余生をだらだらと過ごすなら
死んだほうがマシかもしれない
零した言葉は
新しい波紋を生んで
違う場所の違う杭を
ゆっくりと小さく
水が揺蕩い乱反射する
光の一直線を捻じ曲げて
主義主張の乱反射は
誰か彼かに影響し
何も続かない
そこで終わる「次」
そもそも最初が
そこにあったのかすら怪しい
零しただけの言葉は
零すだけの言葉は
次なんて要らない
次なんて考えてない
なんて言いながら
次の言葉を探している