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自由詩。
どうとでも解釈できるものです。本当に自由に書きました。
最後どう続くかは皆様にお任せします。
最初は右目が腐り落ち
次に脚が吹き飛んだ
空の色は分からずに
ただ救いの手を
掴もうとしていた
開いた指はボロボロで
作家の武器はもう持てず
こんな無様な格好を
君は遠目に笑ってた
雨が右の眼窩に入る
痛くはなくとも
ただ気持ち悪い
いつしか蛆が湧き始め
死ぬんだなと思い始める
ぶんぶんと飛ぶ蝿たちですら
僕を笑っているように感じる
君はここで一回休み
君はここで一回休み
人生の一回休みは
永遠の休みと同義で
一回腐った体は
もう治ることはない
やがて四肢が腐り
やがて内臓と骨だけになり
それでも意識は残っていて
肉を喰む烏は
肉を喰む蝿は
ただ僕を