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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第二部(連載開始)
147/171

自由詩。

どうとでも解釈できるものです。本当に自由に書きました。

最後どう続くかは皆様にお任せします。

最初は右目が腐り落ち

次に脚が吹き飛んだ

空の色は分からずに


ただ救いの手を

掴もうとしていた


開いた指はボロボロで

作家の武器はもう持てず

こんな無様な格好を

君は遠目に笑ってた


雨が右の眼窩(がんか)に入る

痛くはなくとも

ただ気持ち悪い


いつしか蛆が湧き始め

死ぬんだなと思い始める

ぶんぶんと飛ぶ蝿たちですら

僕を笑っているように感じる


君はここで一回休み

君はここで一回休み


人生の一回休みは

永遠の休みと同義で

一回腐った体は

もう治ることはない


やがて四肢が腐り

やがて内臓と骨だけになり

それでも意識は残っていて


肉を()む烏は

肉を喰む蝿は

ただ僕を

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