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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第二部(連載開始)
141/171

精神病。

まだ甘い。

もっと深く。

もっと深く。

元から病んでる少年は

はぐれ者だと自覚して

仮面を被って生きていた


弱さを隠して

だけど殺せず

たまに出てくる弱音は

少年の本音の裏返し


仮面の三日月型の口から

少年の嗚咽が聞こえる

必死に隠そうとしても

心は悲鳴を上げ続け


命を蝕む嗚咽は

心を強く締め上げる


歪んだ精神の持ち主は

歪みが直ることはなく

ただ捻くれた精神に

より歪んだ精神に


少年の仮面は割れない

弱音を吐くことが多い少年は

いつも仮面で隠していて

それすらも本音なのかと

疑う始末で


自分を見失い

いつしか少年には

違う人格が入っている

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