140/171
不安。
受験辛い!
チクショウ!
隣にいる不安は
最近よく出るお友達
呼んでもいないのに
そいつはひょっこり
出ているんだ
鬱が混ざった黒の不安
大口開けて僕を待つ
何だい君は
罠のつもりかい
不安は口を開けていて
僕は入らないぞと笑ったが
不安は僕の周りを食い尽くし
絶望を煽る
黒の不安は僕の弱み
死んでくれと頼んでも
自分の弱さは消せなくて
その不安はいつもいつも
僕の隣にいる
いつ僕は不安を殺せるだろう
いつ不安は僕を殺すだろう
どちらが早いかは
時間の問題なんだ
食われないように
必死にもがいても
不安はさらに大きな口で
僕を食べようとするんだ