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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第二部(連載開始)
137/171

愚行。

愚行をせずと決めて

今まで生きてきた


なるべく敵を作らない

今まで何人作ったかは知らないけれど

少なくとも教師からは

よく見られるようにしている


僕にとっての愚行は

おおよそ周りの愚行とは


まだ軽くて

まだ優しい


ほとんどが目をつむってもらえる

だけど僕にとってはそれすらも

たった小さな愚行ですら


重い鉛のように

腹の底へ響いてくる


たった一回課題を忘れただけで

何でだろうか

腹の底から気持ち悪さが

一気に込み上げてくる

ある種の脅迫観念だろうか


ただ一回の愚行

ただ一回の失敗が

怖くて怖くて


だから今日まで

少なくとも教師からは

「真面目」らしくしてきた

今更それをやめれば

多分外に出たくなくなる


何だこれは

何だこの

気持ち悪さは

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