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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
132/171

憂鬱。

ちょっとした憂鬱さを友達っぽく。

文字が見える

黒い楷書体の

『鬱』の文字


部屋の片隅で立っていて

ただ何もせずに僕を見る


右下三本が揺れる

笑っているのかと

少しした被害妄想


学校のノートに『憂』が

さりげなく挟まっていた


栞の代わりなのかと尋ねると

お前が呼んだんだと一喝


僕はお前を呼んだ覚えはない


『憂』と『鬱』は仲がいい

気がつくと『鬱』が

『憂』を頭に乗せている


ベッドの隣で立っていて

暗闇に紛れてそこにいる


幽霊の方が怖い


いつもなら言える言葉も

今では何故か億劫だ

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