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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
118/171

自己意識。

飽いた世界を見ながら

生き急ぎ死に急ぎ


烏合の衆を横目に見ながら

得るもののない宴をして

終わりには誰もいなくなる



搔きむしる頭

気にする視線

苦しみもがいて


欠落した何かを埋めようと

ここではないどこかへと歩き出す



叫ぼうとしてみる

四肢を振り回してみる


「好きなようにさせてくれ」

切実に口にする言葉


それでも君に言葉は刺さらず



たまに空を見上げて

地中の音を聞いて

掴むことができない雲に

手を精いっぱい伸ばしてみる

届かないなぁと一言

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